網走の東京農大での「オホーツクものづくりビジネス創成塾」
その3回目の講義は、大阪東信用金庫技術顧問の下田勝之先生を招いて行われました。
先生はいきなり
「マイクを置いてしゃべっていいですか?」
と言われ、その後は迫力ある肉声で講義をされました。
先生の「関西弁のテンポの良いお話に、グイグイと引き込まれて行きます
そして、ものづくりの街=東大阪はすごい
と思わずうなってしまうエピソードが多数紹介されました。
先ず、最初のサプライズは
の取り組みについてでした
従来、この手の行政の施設は起業支援が中心
実際、全国で4か所ある他の地域のクリエイション・コアは、全部起業支援機能しかないそうです。
しかし、東大阪ではその他マーケテイング、融資、そして海外からHPに送られて来たメールの処理までサポートしてくれます。
何故、そこまで支援するのか
それは、事業スタート時に新規創業した企業の存在率を調べたらなんと5%
20社に1社しか残らない計算になります
そこで、地域産業をリカバリーし続けるためには、新規の起業支援だけでは無理で、今ある企業の存続の支援が絶対に必要だと確信したためだそうでう
この信念の基に、本来は起業支援しか予算が出ないクリエイション・コアの事業を、たった一人の女性職員が財務大臣を説得して、その他の機能を含めてスタートにこぎつけました
新知事就任の時に、大阪府の行政職員のマイナスのイメージの報道が多かったですが、今回の講義でその行動力、発想の柔軟性、多様性にびっくりしました。
良質な食品が多いのに、売るのが苦手といわれるオホーツク地方
このような行政のサポートがあったらどんなに心強いことでしょう
下田先生のパワフルな話はまだまだ続きます
(To be continued)