平成19年6月3日永眠した父
いつかこの日が来るってわかっていても、苦しくて寂しくて、悲しくて…初めての感情で心が揺れて揺れて…泣いて泣いて…
葬儀が終わっても、そんな日を何日も過ごした
亡くなって数年は、思い出すたびに涙が自然に落ちてきた
その都度、『あっちの世界で両親や兄弟姉妹と仲良くやってるよね。楽しんでるよね』と自分に言い聞かせていた
命日は、2つ目の誕生日
新たな世界に生まれ変わった日
だから誕生を喜んであげればいいって…
寂しさを紛らわす為にそう思う事もあった
でも、今も、父は、私の中で生き続けているから寂しいと感じる事はない
だけどね
こんな風に….こんな風に感じたり思えたりするようになれたのは、実は主人のおかげ…
病に倒れ苦しんでいる父を見舞う時、いつも私の横にいてくれた
父の命の灯火がもう短いんだと感じた時、電車の中でもそっと胸を貸して泣かせてくれた
もちろん、父が亡くなった時も…
その寂しさに潰れそうになった時も…
本当にいつも横にいてくれた
だから、私は、私を取り戻す事ができたと思ってる
父の死を思い出す度に、今は、主人への感謝の気持ちが湧いてくる
ありがとう…支えてくれてありがとうって…
「仲良くやるんだぞ。結婚したからには、実家に一人で帰ってくる事は許さないからな。必ず2人で遊びに来るんだぞ。喧嘩した時は、結婚式の時のビデオを見てその時の気持ちを思い出せ…」
何度となく父が私たち夫婦に向けていた言葉
「お父さん、安心してね。私たちは仲良く暮らしているよ。そして、私は私らしく生きてるよ。」って、今日はお父さんに届けたい