勝てばいいのか
勝てば何をしてもいいのか
中学教師時代部活動の顧問をしていました。体育の教師だった私は、引き受けてのいない部活の顧問を任せられも事も多く・・・・バレー・バスケ・卓球・剣道・水泳・・・・あっ、一度は茶華道部も・・・・
部活動は体育の授業とは違って、指導者として専門的な知識と技術が要求されます。
専門書で勉強したり 練習試合に行かせてもらっては 他の学校の顧問から教えてもらったり・・・色々大変でしたが、新しい世界はまた、楽しく吸収できることもたくさんありました。
公立中学校。地域に暮らしている生徒が通学してきます。
しかし・・・・勝ちにこだわり 部活の顧問として名前を挙げた教師の指導を受けたくて、越境している生徒がいたのも事実です。
勝つことにこだわり過ぎて 誓約書を書かせ 苦情も意見も外部に漏らさせないようにしていた学校もあったようです。
全ては勝つために・・・・
義務教育で 勝つことを最優先にする必要があるとは思えませんでした。
スポーツを通して その競技を通して・・・・何を学んでいくのか・・・・
人間形成・・・・
人としての在り方・・・・
大切なもの・・・・
指導者として見失ってはいけない思い
バドミントンの桃田選手のニュースが流れるたび “アチャ・・・・”って、顔を覆ってしまいます。
大切なことを忘れてきたんだなあ・・・・って。
心技体
勝つことは目標かも知れません。
しかし…・目的は違うはずです。
でも、やり直すことはできます。
桃田選手も、まだ21歳。
まだまだサポートが必要なのかも知れません。
全てをリセットして・・・・歩み直して欲しいなあと願います。
日本と言う看板を背負いプレーする・・・・勝ってくれたら私たちも嬉しい。これも事実です。
子どもたちもそこに夢を見ます。
だからこそ・・・・だからこそ・・・・・心技体。
偏らずに・・・・身につけていって欲しいです。