臥薪嘗胆の日の出~時間との戦い③
朝の4時程でした。
私は知り合いに電話をしました。今日私が初日の出を見に自転車で飯能に行くことを知っている知り合いにです。
「本当に非常識なのは分かっている、どうやら詰んでしまった。助けてはくれないか」
「……わかった。1時間くらいみてもらっていい?」
と、自動車で迎えに来てくれることになりました。
全国大会のこともあり
『なんて情けないんだろう…本当に何やってんだよ…私…』
と、ここままでは終われないと思った私は実はパンクは直せているという可能性にかけて、チューブを何とかタイヤの中にねじ込み…
CO2ボンベの栓を捻ったのでした。
すると、空気が漏れることなくしっかり入ったのでした!
ギリギリ走れる空気圧を確認した私は、知り合いに電話をしなおし、
「何とか直せた。大丈夫」
と、話すと、
「7時には家にいないとダメだからもう助けには行けないけど、本当に大丈夫か?」
「ダメだったらすぐに異変が出るはずだから大丈夫。本当にすまなかった。」
と、会話を済ませ…飯能へと再び走り出したのでした。
時間に余裕を持って出たものの、さすがにパンク修理に手間取り時間がギリギリに。
なるべく急いでかつ前輪タイヤを労って走らなければならないため中々難しい道中でした。
そして、ナビ通りに到着した場所は何と
『東飯能駅』前。
(普段は飯能駅前に出る)
私は東飯能付近には一回しか来たことがないためどうしようかと思いましたが、何とか地元民であろうお姉さんから飯能駅の方角を聞いて走る。
あってるか非常に不安なローカルな暗い道を通り、変な汗をかきながらお姉さんを信じて進むと、なんと本当に飯能駅が!
お姉さんまじありがとー!!
と言うわけで時間が迫るなか天覧山前に到着。
ここで異変に気付く。天覧山前に工事中の白い壁が広範囲に立ちはだかっていることを。
『ん……?これ……天覧山入れないヤツじゃない?そういえば…ここまでに人が居なかったな…』
そんな不安をよそに自転車を止めると何人か天覧山へ向かう人を確認。
どうやら、寺(?)が工事中なだけで天覧山は無事らしい。いつも通り天覧山頂上へ向かう……わけですが、
この時点で(確か)時刻が
5:38頃。自分の経験上ギリギリ2列目で初日の出が見れるかどうかぐらいの時刻。
前に歩いている人を一人でも抜いて行かないと怪しい時刻だったので、登山も勿論早歩き。
いつもだったら、天覧山なんてただの最初のコンクリの急な坂がキツいだけの丘なのですが……
ペースを落とすわけには行かなかったので本当にキツかったです。
中腹で何人か人がいて、
『……えっ…これってもしかして、山頂のいい場所が埋まっているから妥協して下ってきた組の人か……これ…』
と不安になりながらも一縷の望みにかけて山頂へ。
山頂へ近づくと既に談笑する声が聴こえる。
『…やはりダメか………』
そして山頂に到着すると、暗がりの中に、やはり大量の人が。
何とか空きがないかと、
手すり中央から右側の
"いつもの場所"を見ると何と2列目が空いている!!
『いつもこの位置で観てる気がするな』
と思いながら、初日の出を確実にはっきり見れる位置を確保した喜びに浸かる間もなく、全力で登ってきた疲れをとるために急いで簡易イスを設置して座り込んでぜぇぜぇ言ってました(笑
そして、ほうじ茶と小倉ようかん(芋ようかん味)を頬張って日の出を待つのでした。
私は知り合いに電話をしました。今日私が初日の出を見に自転車で飯能に行くことを知っている知り合いにです。
「本当に非常識なのは分かっている、どうやら詰んでしまった。助けてはくれないか」
「……わかった。1時間くらいみてもらっていい?」
と、自動車で迎えに来てくれることになりました。
全国大会のこともあり
『なんて情けないんだろう…本当に何やってんだよ…私…』
と、ここままでは終われないと思った私は実はパンクは直せているという可能性にかけて、チューブを何とかタイヤの中にねじ込み…
CO2ボンベの栓を捻ったのでした。
すると、空気が漏れることなくしっかり入ったのでした!
ギリギリ走れる空気圧を確認した私は、知り合いに電話をしなおし、
「何とか直せた。大丈夫」
と、話すと、
「7時には家にいないとダメだからもう助けには行けないけど、本当に大丈夫か?」
「ダメだったらすぐに異変が出るはずだから大丈夫。本当にすまなかった。」
と、会話を済ませ…飯能へと再び走り出したのでした。
時間に余裕を持って出たものの、さすがにパンク修理に手間取り時間がギリギリに。
なるべく急いでかつ前輪タイヤを労って走らなければならないため中々難しい道中でした。
そして、ナビ通りに到着した場所は何と
『東飯能駅』前。
(普段は飯能駅前に出る)
私は東飯能付近には一回しか来たことがないためどうしようかと思いましたが、何とか地元民であろうお姉さんから飯能駅の方角を聞いて走る。
あってるか非常に不安なローカルな暗い道を通り、変な汗をかきながらお姉さんを信じて進むと、なんと本当に飯能駅が!
お姉さんまじありがとー!!
と言うわけで時間が迫るなか天覧山前に到着。
ここで異変に気付く。天覧山前に工事中の白い壁が広範囲に立ちはだかっていることを。
『ん……?これ……天覧山入れないヤツじゃない?そういえば…ここまでに人が居なかったな…』
そんな不安をよそに自転車を止めると何人か天覧山へ向かう人を確認。
どうやら、寺(?)が工事中なだけで天覧山は無事らしい。いつも通り天覧山頂上へ向かう……わけですが、
この時点で(確か)時刻が
5:38頃。自分の経験上ギリギリ2列目で初日の出が見れるかどうかぐらいの時刻。
前に歩いている人を一人でも抜いて行かないと怪しい時刻だったので、登山も勿論早歩き。
いつもだったら、天覧山なんてただの最初のコンクリの急な坂がキツいだけの丘なのですが……
ペースを落とすわけには行かなかったので本当にキツかったです。
中腹で何人か人がいて、
『……えっ…これってもしかして、山頂のいい場所が埋まっているから妥協して下ってきた組の人か……これ…』
と不安になりながらも一縷の望みにかけて山頂へ。
山頂へ近づくと既に談笑する声が聴こえる。
『…やはりダメか………』
そして山頂に到着すると、暗がりの中に、やはり大量の人が。
何とか空きがないかと、
手すり中央から右側の
"いつもの場所"を見ると何と2列目が空いている!!
『いつもこの位置で観てる気がするな』
と思いながら、初日の出を確実にはっきり見れる位置を確保した喜びに浸かる間もなく、全力で登ってきた疲れをとるために急いで簡易イスを設置して座り込んでぜぇぜぇ言ってました(笑
そして、ほうじ茶と小倉ようかん(芋ようかん味)を頬張って日の出を待つのでした。