Olympus Trip 35 / 日 オリンパス光学工業(1968年)
 
 
【基本情報】
ピント合わせ:ゾーンフォーカス
レンズ:D.Zuiko 40mm F2.8 / 日 オリンパス光学工業
レンズマウント:-(固定)
シャッター:レンズシャッター
シャッター速度:オート1/30、1/250秒、手動1/30秒
絞り:2.8~22
シャッターチャージとフィルム巻き上げ:同時
シャッターチャージと速度設定:手動のシャッター速度設定はなし
二重露光防止:フィルムを巻か巻かないとシャッターが切れない。
フィルム:35mmフィルム使用
重さ:404.5g
カウンター:加算式
オート方式:プログラムEE(シャッター速度優先)
 
【フィルム装填】
・側面のロックノブを引き下げ裏蓋を開ける。
・巻き戻しノブを引き上げフィルムをセットしノブを戻す。
・フィルム先端をスリットに差し込み、穴をスプロケットに合わせフィルムを少し巻く。
・巻き戻しノブを回してフィルムの弛みをとる。

・フィルムがちゃんと巻かれていることを確認し、裏蓋を閉める。

・カウンターが「1」になるまでフィルムを巻き空シャッターを数回切る。

※カウンターは裏蓋を開けると自動リセットされる。
※カウンターは撮ると増える加算式
※絞りオート「A」で光量不足で空シャッターが切れない場合は絞りを「A」以外にする。
 
【撮影】
オート撮影
※シャッター速度は1/30か1/250秒の自動選択
・ASA(=ISO)感度を合わせる。
・絞りを「A」にする。
・撮影距離を目測で合わせる(1m、1.5m、3m、∞)。
※ゾーンフォーカスマークは1m~∞に対応、距離は鏡筒裏側に表示されている。
※ファインダーを覗くと下部小窓にゾーンフォーカスマークが見える。

※3mに設定しておくと一般撮影なら大体ピントが合う。
・ファインダーを覗き構図を決めシャッターを切る。
※光量不足の場合はシャッターボタンを押したとき赤ベロが出てシャッターが切れない。
 
手動撮影
※シャッター速度は1/30秒固定
・絞りを合わせる。

・撮影距離を目測で合わせる(1m、1.5m、3m、∞)。
・ファインダーを覗き構図を決めシャッターを切る。
 
【フィルム取り出し】
・底面のリリースボタンを押す。

・巻き戻しノブのクランクを立てて回しフィルムを巻き戻す。

・裏蓋を開け、巻き戻しノブを引き上げフィルムを取り出す。
・裏蓋を閉め巻き戻しノブを収納する。
 
【参考リンク】
http://waratteco.com/data/Toritu-Trip35.pdf (取説PDF)
 
【メモ】
自宅から数十年ぶりに発掘しました。
シャッター速度優先オートで簡単撮影のコンパクトカメラ、名前の通り旅のお供にぴったりです。
発売から15年ほど生産が続いたベストセラー機で今でもフィルム入門機として人気なようです。
自宅の箪笥の奥に数十年眠っていました。
手頃で使いやすいカメラで、作例や使い方の良いサイトが沢山ありますのでそちらもご参照下さい。
 
【撮ってみた】
FUJI COLOR 記録用カラーフィルム ISO100
 
 
 
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