Exakta Varex VX / 独 Ihagee 1955年
 

【基本情報】
ピント合わせ:一眼レフ
レンズ:Tessar 50mm F3.5 / 独 Carl Zeiss Jena
レンズマウント:エキザクタ
シャッター:フォーカルプレーンシャッター
シャッター速度:高速1/25~1/1000秒、低速、12~1/5秒、B、T
シャッターチャージとフィルム巻き上げ:同時
シャッターチャージと速度設定:チャージ後に速度設定
二重露光防止:フィルムを巻かないとシャッターが切れない。
フィルム:35mmフィルム使用
重さ:ボディのみ (WLF): 681.0g +Tessar 50/3.5: 753.0g
    ボディのみ (ELF): 714.5g
カウンター:加算式
ファインダー:ウェストレベルとアイレベルの交換可能
ミラー:クイックリターンではなく、フィルム巻き上げでミラーが下りる。
 
【フィルム装填】
・巻き軸ロックノブを引き出し裏蓋を開ける。
・フィルム巻き戻しノブ引き出してフィルムをセットし、ノブを押し込み固定する。

・フィルム先端をスリットに差し込み、スプロケットに沿わせながら巻き上げレバーでフィルムを巻きシャッターを切る。

・フィルムが確実に巻かれていることを確認し、裏蓋を閉める。
・数回空シャッター切る。
・カウンターギアをカウンター側に押しながら回して「0」に合わせる。
※カウンターは撮ると増える加算式

【撮影】
・ファインダー背面のボタンを押してファインダー囲いを開き、ルーペを立てる。
・シャッター速度と絞りを決める。
・フィルム巻き上げレバーでフィルムを巻く(同時にシャッターがチャージされ、ミラーが下がりファインダー像が見えるようになる)。
・シャッター速度ノブを引き上げながら矢印の方向に回し、赤点の位置に合わせて落とし込む。
・ファインダーを明るくするため絞り開放にする。
・ピントリングを回してピントを合わせる。
・絞りを合わせる。

・ルーペを倒す。
・構図を決める(ファインダーは左右逆像)。
・シャッターカバーを上げ、シャッターを切る。
※撮影後ミラーは上がったままになるので、フィルムを巻いてミラーが下がるまでファインダー像は見えなくなる。
・シャッターカバーを下す。
・ファインダー囲いを折りたたむ。
 
【ファインダー交換】
・前面ロゴプレートのレバーを押し下げファインダー引き抜く。
・交換ファインダーをロックされるまで押し込む。
 
【フィルム取り出し】
・巻き戻しノブの内側を押し込む。

・リリースボタンを押しながら巻き戻しノブを回してフィルムを巻き戻す。
・裏蓋を開ける。
・巻き戻しノブを引き出しフィルムを取り出す。
・巻き軸ロックノブを引き出し裏蓋を閉める。
 
【注意点】
・巻き戻しノブ脇の小ノブはフィルムカッターなので、フィルム装填時は絶対引き出さないこと。

【参考リンク】
 
【メモ】
異彩を放つ三角ボディのExaktaシリーズ、いつかExaを買おうと思っていたのですが、たまたま本機が安価に出ていたので買ってしまいました。
特徴的なナデ型ボディ△ですが(Exaはイカリ肩▽)、特に持ちにくい感じはありません。
VXは数バージョンあり、微妙な違いが良く分かりませんが本機はVer2かと思われます。
この時代の一眼レフはなんとも美しいです。
しかしこのカメラはクセが強い、裏蓋の開け方、巻き戻し方などメモっておかないと絶対忘れます。
スローシャッターの使い方は既に忘れました、、、
 →追記:スローシャッターは下記Kine-Exaktaの使い方を参照下さい。
 
【撮ってみた】
FUJI COLOR 記録用カラーフィルム ISO100