速記。

電車に乗っていた。
行きの電車が目的地に着く前に
電車の窓に雨の筋が当たる。
生憎
僕は傘を持っていない。
もしかしたら、
ビショビショの濡れ河童になって
帰宅して、
玄関で
マッパ→お風呂、コースかな、
とか
思いながら、
用事を済ます。
何を話したか覚えてないが、
僕は技術があっての感性だと思う、
とか
語っていた気がする。
帰りの電車に乗る前に、
家族が好きな土産、
アンコがいっぱいの回転焼きを買って、
電車に乗る頃は、
雨も上がっていたが、
凄く蒸し暑く、
トートバックからタオルを出して、
何度も額を拭う。
実のところ、
僕は皮膚が強くなく
おでこに汗疹が出来るので、
タオルをバッグに忍ばせているのだ。
オマケに、
僕は酷いくせ毛で、
絶対、
前髪が下がる。
オールバックに憧れたときもあって、
そのために
丹頂チックとか、
ハードスプレーとか、
友人とコテコテに塗ってみたが、
オールバックを体験できた時間が
10分ほどだった。
我が人生で10分のオールバック。
母親や女性の友人たちから、
「KYちゃんは、髪の毛を上げた方が、
おでこがキレイだから、
カッコいいのに」、
なんて
言われるけれど、
物理的に無理だと知った。
多分、
僕は幼い顔つきだけれど、
実際の僕は、
パンチパーマで演歌で煮だしたような
堅い性格なので、
オールバックのイメージなんだろう。
そんな回想をしつつ、
10分ほど待って来た電車に乗る。
ガラガラで
僕は座った。
携帯音楽プレイヤーをONにする。
ハードロックしか入っていないプレイヤー。
直ぐ駅についた。
駐輪場に行くと、
酷く濡れていた。
帰り、
僕は携帯電話は持っているが、
Web契約していないので、
SMS機能で、
ワイフから伝言が入っている。
『こっちは警報が出るくらいの大雨。』
『娘は私の足で寝ている。』
そうか、
『気を付けて帰るよ。』
と
返事を打って、
(また、携帯で文字を打つのが苦手なんだ)
土産が濡れないよう
トートバックに突っ込んで、
自転車のライトをONにして
蛍光タスキを掛けて、
自宅へ走る。
ただいま、
と
大きな声で帰宅して
玄関を上がる。
『雨に遭った?』
『いいや。』
そんな会話をして、
ワイフが麦茶を入れてくれたので
一気飲みして、
メーラーをチェックする。
8通ほどメールが来ていた。
一つはワイフが携帯電話で撮影した
娘と寝ている、という写真だった。
【足で寝ている】
そう
SMSで読んでいたから、
てっきり
太ももか何処かに座って寝ているのか、
転がっているのかと思っていたが、
足の裏に
忍者みたいにくっついて、
安らかに寝ている。

いい写真だなぁ。
という訳で、
パソコンを見ながら、
一気にクロッキーした。
【参考資料】








