ある日、
みっちゃんの手をみると
赤い発疹が出ていました。
耳太郎は訊きます。
「みっちゃん、
おてて、どうしたの?」
みっちゃんは
恥ずかしそうにうつむきます。
「わたし
農家の娘だから。」
「そうなんだー」

耳太郎は、
いつもの端っこで考えていました。
「そうだ!
ワークマンに
ファーマーズ手袋を買いに行こう!」
今、
耳太郎一家の家は、
ワークマンの広告で出来た
丸い筒状のところで、
皆くっついて寝ています。
ワークマンのレジに立って、
耳太郎は言います。
「すみません。
そこのファーマーズ手袋
ひとつください。」

ワークマン+の店主は
あまりにも小さいオテテと
高い声にネズミだと思いました。
本部にバレたら、
お客がSNSにあげたら、
ワークマン女子がみたら、
バズってしまう。
どうしよう・・・
耳太郎は、
ちょっと、レジの中をのぞいてみました。

店主は
ネズミ駆除をしようと思いましたが、
こんなにかわいいネズミが、
ファーマーズ手袋を
欲しがるのだから、
お百姓さんの天敵にも
理由があるのだろう、と考えました。
「お金はもっているかい?」と訊ねました。
「お金はもっていません。」
耳太郎は答えました。
仕方ない。
「これはあげるよ。」
そんな
小さな命にも
感謝される人に
あなたもなりたいと思いませんか。