書簡A
生きるとは働くこと・・・
とても強くなった。
でも、思い上がりだったみたい。
色々な影響を受けすぎてしまったようで。
気が付いたら、これは誰だろうか？という自分の姿。
かつての感性が遠く分からない。
書簡B
社会に出るのに武装しすぎたんだね。
今の時代、
身軽でショットガン1本でいいんだ。
闘うときは
相手の眉間に一発ぶち込めばいいのさ。
書簡A
あなたの言葉はむなしい・・・
書簡B
僕は君の産まれ育ちを知らない。
ただ、
僕は異国の地で育ち、
大変、貧しかった。
だから、闘うことはすべてなんだ。
甘い言葉は素敵に聞こえるかい？
はいずりまわったことがあるかい。
引きずり倒されたことがあるかい？
砂を食べたことがあるかい？
立ち上がらないと
野垂れ死にするんだ。
僕は優しくないかい？
僕は厳しいかい？
僕は冷たいかい？
それとも、
温かいかい？
僕は切って血の出る人間だ。
誰もが痛いんだ。
君もそうだよ。
それが
リアルな世界なんだ。
そう、
それがリアルな世界なんだよ。