奈良を停車駅とすることが、
随分前の取り決めで
決まっていた。
確かに奈良は
紀伊半島の真ん中に位置する。
途中で
やはり、というか
京都様が「横やり」を入れてきたが、
決まっていたことは
決まっていたことだ。
それに
京都は
アミューズメントパークであり、
何一つ、
文化的な建造物を持っていないのに等しい。
知らない人が意外に多いので
しっかり説明しなければならないのだが、
応仁の乱で焼けた京都は、
神社仏閣の多くが
「再建築物」であり、
昔あった場所、
つまり
風水で決められた場所に再現されていない。
当時の都だから、
その辺りは
しっかりと再現して欲しかったものだが、
感覚的にアバウトな精神性は
緩くて好きだ。
ただ、
それを海外へ、
「伝統」として売るのはよくない、と思う。
本物じゃあ、ないんですからね。
奈良の場合は、
その点は、
実際に、
1,000年以上建っているのでエライのだが、
商売が下手である。
そもそも
大仏建立の意図も
今じゃ諸説あり不明確だが、
ど派手な色彩で飾られた大仏は、
周囲の土地を
流れ出た水銀で汚染してしまった。
大仏は
紫や黄色や緑で彩られていた。
そう、
奈良はシルクロードの終着点であり、
インドをちゃんとリスペクトしていたんだ。
しかし建立以降、
大仏周囲は死の土地となる。
その跡地が
奈良公園であり、
田んぼや畑がないのは
それが理由である。
これは
関西風にいうと、
スカタンであり、
緩くていいじゃないですか。
奈良も京都も
極東に位置する国際都市で、
当時の文化人は
中国語や朝鮮語を操り、
日記を書いた。
そんなブラジルみたいな場所なので、
皆、
大らかだったのかもしれない。
さて、
リニア新幹線だが、
奈良の何処に造ればいいのだろうか?
奈良は大きく4つのエリアに分類できる。
南半分は吉野だ。
熊野古道まで続く原生林が大半であり、
本当に
日本狼が
こっそり生きていてもおかしくない。
ここに降りた人は
じゃあ大阪に出ましょうか、という訳にはならない。
歴史の黎明地、
飛鳥地方。
かなり南部だ。
下が吉野となる。
ここは
日本の朝廷発祥の地であり、
蘇我氏の内紛(大化の改新)で
天皇が王として返り咲いた場所だ。
ここに降りた人は、
日本の歴史を知る、
世界の歴史も同時に学ぶには多いに結構だが、
ビジネスユースで降りる場所ではない。
北上すると奈良市街に出る。
奈良公園、春日大社、大仏・・・鹿。
観光地化している。
公官庁や行政のシステムもここにある。
ここに降りた人は
多少便利だろう。
そのまま、乗り継いで、
京都にも大阪にも出ることが出来る。
最近は神戸方面にも行ける。
だが、
何処に駅を造る?
そこから10㎞以上離れると
斑鳩の土地になる。
斑とは、
ヤタガラスを意味し、
鳥居を自由に行き来できる=死者と生者を運ぶ
役割を担っている。
勿論、
鳥居の中は聖域である。
その場所を自由に飛ぶことができる鳥=カラス。
日本代表チームのロゴがそうだ。
ここには法隆寺等があり、
世界遺産ではあるが、
正直、何もない。
無計画な都市計画で、
世界遺産の道なりにラブホやパチンコ屋が並び、
食べるところもあまりない。
ここに降りた人は、
世界遺産を一目見ることが叶うが、
だからといって、
何をすればいいのだろうか。
クルマがないと
移動も叶わない。
祝初施設もない。
さて、
リニアはどこを走ればいいのだろう?

JRも
きっと困っているだろうな。
ペンテルのGelボールペン1.0ミリ。
速記。