結論をまず言うと、
運営がアホだから。
近頃、Yahoo!ショッピングでは出品数制限を設けられた。
対象は個人事業主のみで、500点(SKU)の出品数に制限しますよ、という施策。
なぜこんなことが起きたのかと言うと、ツールを使って大量の無在庫販売を行う出品者を駆逐するため。
ただそれだけの理由である。
だが、そいつらのせいで真面目に営業をしている個人事業者が犠牲になった!!とは思わない。
運営がアホだから、その犠牲になっているに過ぎない。
だってそうだろう。
真面目に運営している個人事業主を完全に無視して、法人か個人かというだけで制限を設けているのだから。
自分だったらこうする。
1)注文から出荷までの日数
2)月間のキャンセル率
3)月間のキャンセル数(絶対値)
この1から3を材料に、動的かつ個別に出品数の制限を科すか決めるか、原則出品数は制限せず、1から3を総合的に判断し、問題がある出品者に対して制限を科していく。
しかしYahoo!ショッピングは何も考えず、
個人事業主だから事業規模もちっちゃいっしょ!
500SKUで十分っしょ!
と言わんばかりに、無為無策な出品数制限を実施してしまった。
おかげで自分は約9000個あった商品ページの大半(95%ぐらい)を削除する必要に迫られた。
私の商品ページはツールなどで作成したものではなく、卸元から提供される商品情報や画像を元に、一つづつ手打ちで作ったものだった。
1商品分で5分ぐらいで作成したとして、約700時間ほどかけた計算になる。
商品ページが多いというのは、ある意味そのお店の歴史のようなものだ。
少しずつ丁寧に長年かけて売り場づくりをしてきたのに、非のないところでその大半を壊せという。
こんな馬鹿なことがあるか。
つまりはこんな施策しか打ち出せない運営なのだ。
だからYahoo!ショッピングは、ソフトバンクという巨大資本の母体も抱えられながら、ちんまい規模で十数年くすぶっているのである。
というか、こんなことしていたら出品者に愛想を尽かされるぞ。
なのでこれからネットショップを運営する人は、Yahoo!ショッピングは小規模の実験店舗ぐらいに思っていたほうが良い。
ここでネットショップをどんな感じで運営すれば良いのかは学べる。
本格的に運営する段階に来たら、楽天市場かAmazonマーケットプレイスに移行するようにしたら良い。
Yahoo!ショッピングはその程度でいい。
運営がその程度だから。
本腰を入れても無駄なプラットフォーム、それがYahoo!ショッピングである。