函館本線の経営分離予定路線を往く~その1~ | 鼠帝国@アメブロ

鼠帝国@アメブロ

鼠は滅びぬ!何度でも蘇るさ…
※ブログ移転に伴う文字化け・リンク切れは適宜修正

私だ。出不精となりつつある鼠である。

 

そんな訳で鉄分も不足してきたので、重い腰を上げて遠出を決起。

何処へ行こうかと検討した結果、5年ぶりの北海道とした。

(前回の渡道の様子はこちら

2030年度に予定されている北海道新幹線の札幌延伸により、

JR北海道から経営分離される区間の現状に興味があったので、

恒例の行脚を挟みつつ、この目で実際に確かめてみるのである。

 

なお、今回利用の切符。

出来れば特急オプション券は1枚で済ませたかったのだが、

現在のJR北海道で普通列車のみの行程はダイヤの制約が大き過ぎである。

 

先ずは八戸7:16発の567Mで青森へ向かう。

 

青森8:49着。

 

青森駅は跨線橋も新しくなって、展望も良好。

 

青森9:35発の4626Mで新青森駅へ。

 

新青森9:40着。ここで新幹線に乗り換え。

 

新青森9:51発の"はやぶさ1号"で新函館北斗へ。

 

座席を確保出来たので、軽い朝食を摂る。

 

新函館北斗10:53着。ここで函館本線に乗り換え。

 

新函館北斗11:05発の"北斗9号"で長万部へ向かう。

 

【特急】北斗は常に混んでるイメージなので

自由席を確保できるか不安だったが、運良く座席をゲット!

 

この区間の函館本線は大沼・小沼や駒ヶ岳、

内浦湾(噴火湾)の海岸線に沿う森-長万部間と車窓が素晴らしい!

 

函館本線の函館-長万部間は鉄道貨物の大動脈であるため、

経営分離後も鉄路を残すことは、ほぼ決まっているが

旅客営業に関しては函館-新函館北斗間以外の区間は未定で、

おそらく廃止→バス転換が濃厚なため、

この車窓もいずれは見納めになる可能性大である。

 

長万部12:14着。ここから所謂"山線"の列車に乗り換え。

 

長万部では1時間程度の待ち合わせ。

山線(特に長万部-蘭越間)は運転本数が少なく、

オマケに接続が悪いのもあって乗り鉄泣かせの区間である。

 

長万部駅も駅前から海が薄っすら見える程度に海岸線が近い。

待ち時間を利用して少し海沿いまで散歩。

 

内浦湾は遠景が陸地に囲まれてるので、巨大な湖の様に見える。

北海道らしい雄大な景色と波の音で、淀んだ心が洗濯されたのである。

 

長万部駅に戻り、13:29発の2943Dで俱知安へ向かう。

 

山線の車両は一部を除いてH100形が導入されている。

JR東日本のGV-E400系との共通設計車である。

 

これまでの車窓から一変して山の中を分け入る。

因みに長万部発車時点で座席は8~9割は埋まっていて、

尚且つ、この日は部活動の大会があったらしく、

蘭越から小樽市の中学生が乗って来て、立ち客も出る結構な混雑となった。

 

倶知安15:02着。

 

近年、倶知安町のスキー・リゾートが海外から人気で、

特にオーストラリアからは観光客の他、移住する人も出るなどで

役人や警察官が英語力が求められたり、

リゾート開発も盛んで地価の上昇が続いている等、変化が見られる。

列車内に白人の家族らしき一団が乗っていたのも、その影響かもしれぬ。

…続く