ゴール🏁に泣きました。
泣きました…
前が見えなくなるくらい号泣しました。
バックストレートで前が見えなくて止まるくらい泣きました。
自分が圧し殺していた恐怖から開放され、またみんなと決勝レースを走りきった安堵感からなのか泣きました。
こんなに嬉しい幸せなチェカーを受けたのは人生初です。
日常生活では全く感じていない心の傷…
老いても走りたいという気持ちはあっても…
昨年のクラッシュの心の傷は癒えてませんでした。
前日のハウマッチ走行までは平常心を保つ事を意識して走行してましたが…
前夜突如として襲いかかるフラッシュバックと無いはずの痛み…
激痛に何回も襲われ…
呼吸も浅かったのか…
止まっていたのか…
それでも走りたいという気持ちは変わらなかった。
でも、レース当日は雨…
お前は走るな!!
と言わんばかりの雨!!
練習走行・予選では、何も出来ない自分を感じながら…
若者たちが果敢にアタックして走り去って行く様を同じ時間帯を走りながら見ている自分…
決勝は…
スタート直後の1コーナーが真っ白に見えて…
蘇るクラッシュシーン…
言葉にはなりません。
しかし、あのときと同じ事にならないようにと…
車両をコントロールしながら…
決勝は8LAP…
目の前の車両がスピン!
理解できないほどの激痛が走る…
もう少しで最終コーナー…
ピットロードに入れば帰れる。
でも、リタイヤしたらもう戻ることは出来ないだろう…
スポーツ走行すらてきなくなるだろう…
黄旗を見るたびに同じ事が頭をよぎる…
これをクリアすればあと1周!
真後ろの一台にロックオンされてる
前の車両に迫ってる…
先行車両がSPアウト立ち上がりでスピン!
とっさに軽くブレーキを踏んでアクセルを入れたときに左にいる…
諦めないで回避…
すると…
先に行ったはずの車両に追いついてる…
4コーナーからハイポイント…
更に差がなくなってきて…
レインボーコーナーの立ち上がりで先行車両がスピン!
また身体に激痛が走る…
更に頭の中が真っ白になりそうに…
眼の前が真っ白になりそうに…
意識を強く…強く…強く…
スピンした車両を見るたびに…
身体に激痛が走り眼の前が真っ白になりそうになるのを耐えてきたんだから…
あと少し…もう少し…闘え自分…
回避…
見えた!
フラッグタワーのゴール掲示板の灯り…
気を抜かぬよう…
気を抜かぬよう…
🏁を受けた!
🏁を受けた!!
🏁を受けて通過したとたん…
涙が流れ始め…
優勝したわけじゃないのに…
何なんだろ…
涙はどんどん流れてくる…
1コーナー…
私がクラッシュした場所をゆっくりと走りながら見たとき…
いままで堰き止められていたかのように涙が溢れ出し…
走れたんだ!
決勝レース走れたんだ!
🏁受けれたんだ!!
という喜びと…
怖かった!怖いんだよ!
苦しいんだよ!
苦しかったんだよ!
走れなくなることが苦しいんだよ!!
と叫んでいました。
そして、全ての喜びと苦しさと恐怖感を洗い流すかのように涙が流れ…
バックストレートで前が見えなくて止まりました。
どれくらい止まっていたのか…
ピットㇸ帰ろう…
早くスタッフやいつも一緒に居てくれる仲間たちの元へ帰ろう…
ピットへついて…
泣き顔見せたくなくてメットをとれない…
でもスタッフも泣いてる…
私のクラッシュでスタッフをも苦しめていた…その重さを感じた。
それでも、支え続けてくれていた事に涙が溢れ出し…
申し訳なかった…ありがとうという気持ちでいっぱいになった。
ヘルメット越しにスタッフに『帰ってきたよ。ありがとう』
というと…
『おかえりなさい』と言われまた号泣…
今回の東北660選手権・開幕戦では、いままで体験したことのない🏁を受ける大切さと喜びを学びました。
いつも当たり前のように見ているフラッグは当たり前だからこそ大切なフラッグなんですよ✨
そのフラッグを出してくださっている各ポストの方々への感謝の気持ちも!
更に再認識してサーキットを走らないと!
そして、レースでもスポーツ走行や走行会でも🏁を受けることの大切さを再認識したレースでした。
とりとめもないブログでごめんなさい。