先週東京ビッグサイトで行われた2024 EDIX(教育総合展)に参加することは既に書きましたが、本当に充実した3日間で、様々な人のセミナーを受講しまくり、展示ブースも資料が重くて帰り道が大変になるくらい回らせていただき、多くの方と名刺交換もさせていただきました。そこで得た情報を整理する作業がまだ終わっていません。

 

ただ、一番の話題は、急速な進化を日々続けている生成AIを教育に、具体的に言えば、授業や学校業務にどう活かすかという議論が最も熱かったという肌感覚を得ました。

 

出展ブースを回らせていただくと、私が大学時代に学んでいた認知科学で議論されていた自然言語理解とか、ニューラルネットワークだとか、画像認識のアルゴリズムとか、当時はコンピュータのスペックがボトルネックになって実現できなかったことが、ハードウェア技術の進歩が追い付いてきたおかげで、実現できたのだなと感慨しました。また、予備校講師をしていた時に抱いていた、なぜ黒板だけが教育という営みが始まった太古の昔から変わらない「メディア」であり続けているのかという疑問や、こういうことやああいうことが黒板上でできればいいのにという願望がほとんど解決、実現されていて、私の問題意識は正しかったのだとも思いました。あの当時ベンチャー企業を起こしていれば、さぞかしお金が儲かっただろうとも思いました。

 

しかし、今私がやろうとしていることは、ショートスパンでお金を儲けようというということではありません。自分の経験で得た知的資源と、最先端の情報技術を使って、長期的な観点で全人類の善のために壮大なプロジェクトを実現させようとすることです。

 

交換で頂いたお名刺や膨大な資料を精査して、私のプロジェクト実現に際してご協力を仰ぎたい会社様を探しているところです。

 

その進捗について、逐次ブログにあげていきたいと思っています。