3月議会最終日の今日は会派として新年度予算に賛成する「賛成討論」を

行いました。 各人(各会派)の討論をもとに新年度予算に対する賛否と姿勢

を大別すると概ね以下の様になります

・断固反対 ⇔ 共産党・広瀬氏

・問題点や課題を具体的に指摘、改善を強く要望して賛成 ⇔私達

・予算案は全く問題なく全面的に賛成 ⇔ きらり浦安、みらい


↓私が会派を代表して賛成討論をしました(動画)

http://119.245.136.252/dvl-urayasu/movie/W_H27/201502200027002005001.asx



以下 討論内容となります(少々長くなりますがご容赦下さい)


議長のお許しを頂いたので会派復興浦安を代表し 議案第7号

平成27年度浦安市一般会計予算案に対する賛成討論を行います

新年度予算審査過程で特に詳細な検証を要した主な事業として

・新浦安駅前音楽ホール整備事業 

・卵子冷凍保存事業 

の2事業が挙げられます。

特に音楽ホール整備事業については今定例議会に

・建設費50億円のうち市が20億円を負担

30年間の賃貸料が50億円

更に設計料、音楽ホール内部整備費を併せ総額約78億円に達する

事業である事が判明しました。

完成後は施設管理費も発生し 初年度から30年目にかけての年間

コストは26千万円で市が予想している年間施設使用料4800万円を

差し引くと年間約2億、30年間で約60億の民間企業で言う「赤字」に

相当する税負担が発生し将来に渡り大きな財政負担となる強い懸念が

あります。

これまでも市内では文化芸術施設の苦戦が続きNKホールは現在

解体作業中、シルクドソレイユ劇場も定期興業中止後はアンフィシアター

として再稼働しているもののあくまで不定期な施設活用に留まる

民間動向を考慮し本来であれば市民にとって緊急の課題である

・子育て支援施設 

・公設民営方式の高齢者介護

・障がい福祉関連施設

或いは若者就労支援といった市民要望が高い分野での活用を最優先に

すべきであったとの考えでおります。

次に卵子凍結保存事業ですが、市民の皆様に十分な説明がない事から

住民賛否が大きくわかれ、全国的に報道された事から批判的な意見も

市に寄せられる残念な状況になっています。 今後も多くの批判が

予想されますが私たちは行政職員の皆さんと一緒にご批判を受け止め

可能な限り説明責任を果たして行く覚悟でおります。

上記 2事業は先の市長選において公約として掲げられた経緯が

ある点を鑑み、更に総合的に判断した結果、今後は事業費を含めた

事業詳細に対する十分な説明と一層の住民理解を得る努力を払って

頂く事を前提に会派として賛成する結論に至りました。

一方最重要課題である平成27年度当初予算では第二子・第三子支援事業を

始めとした新たな多岐に渡るサービスが開始されるものの、3日間に

渡り行われ先程終了した一般質問の席上では、多くの議員からすでに

他自治体で実施されており当市においても十分実施可能な各種施策に

関する提言と強い要望があった点を考慮すると本来の市民要望が

十二分に反映されているとは言い切れず、更なる踏み込みが必要である

とも考えております。

平成27年度は震災以降最大の懸案である市街地液状化対策事業の実施に

向けた最終局面を迎える重要な年であり住民・行政・議会が一丸と

なって事業を成功させることが何より最優先である点から我が会派として

複数の組み換え動議案も検討しましたが原則 議案賛成との決断に

至りました。


今後も浦安市政に於いては

・東野給食センター跡地 再開発

・入船北小学校跡地活用

・千葉県企業庁から12億円で買い入れた境川河口船溜まりの土地活用 

・高洲地区 5.5haの公有地 など 

多額の事業費を伴い、かつ幅広い市民ニーズを的確に取り入れるべき

複数の事業が予定されているので十分な住民意見の聴き取りを実施

した上での事業推進を計って頂く事を強く切望しております。

以上、会派復興浦安を代表し賛成討論をさせて頂きました。