連日新年度予算と議案を精査していますが高額な事業費にも関わらず、殆ど市民の皆様もご存知ないままに決まってしまったのが「新浦安駅前音楽ホール」です事業概要
駅前一等地に公共施設を新たに計画する際、一般的に多くの自治体ではアンケートや集会等で住民意見集約を試みます


残念ながら当市では計画決定に至るプロセスが判り辛いケースが多く、住民の皆さまだけでなく議会に対しても計画や予算、更には建物の仕様が決まった”結果”が報告されるので議論の余地がありません。


様々な選択肢が想定可能な大規模駅前施設であるにも関わらず僅か600筆の署名で「音楽ホール」に決まりました。今後30年間に渡り50億円の賃貸料を支払い続けるのが上記事業案(画像)ですが、賃料算出のベースとなる建物全体の建築費の確認が必要です。


12月議会の所属委員会で音楽ホール設計費を審査する際に市側から”当該施設は十分採算のあう事業である”との答弁がありましたが、年間で1億6,600万円(月額では1,388万円)の賃貸料を施設使用料で補う計算になります。


すでに新浦安駅前では市の施設マーレ1階の店舗「スワンカフェ」が市の意向を受け半年間の空白期間を経て「Sフロントhttp://ameblo.jp/nexturayasu/entry-11711325138.html 」に変わりましたが、駅前一等地であるにも関わらずお客さんの姿がまばらな寂しい店舗になっているのを目にするたび「お役所仕事」と「武家の商法」のツケを払わされるのは市民の皆さまである事を実感します。