「みんなの党(と言うかタリーズコーヒーの)」松田公太参議院議員の見解と併せてご確認下さい

既に18選挙区でみんなの党に対抗馬を立てながら「一緒にやりましょうと渡辺代表に電話した」「最後はじゃんけんで決めれば良い」(本日のTVでの発言)というのは、喉元にナイフを突きつけながら譲歩を引き出そうとする橋下交渉術なのでしょうが、その裏には「話がまとまれば、その重複候補者のどちらかを切り捨てましょう」という意味があります。「外された候補者は他の空白区に行けばよい」と簡単に思うのかもしれませんが、選挙はそんなに甘いものではありません。それで落選したら、それまで必死にやってきた候補者は泣くに泣けないでしょう。しかも「どこでもなんでも、国会議員になれればいいよ」という○○チルドレンを増やすやり方は、過去の過ちを繰り返すようなもの。結局、発想的には自民・民主と変わらないという事になります。

また、「交渉が決裂しても、比例区で維新票の積み重ねになるから、どっちに転んでもいい」と思っているのが明白ですが、それでは候補者をただの駒にしか見ていないということになります。維新の候補者は所詮、流れにのった「タナボタ当選狙い」だから「どっちもどっちじゃないか」と思う人も多いかもしれませんが、同じ政策を掲げるみんなの党の候補者と票を食い合って、共倒れになる選挙区が増えるのが目に見えています。つまり、候補者に対しては愛が無く、政策に対しても信念が無いという事になるのです。

私は別に、みんなの党と維新の会が喧嘩するべきだと言っているわけではありません。この切羽詰まったタイミングでは無理に合流をしないで、喧嘩をせずに選挙を戦い、お互いが議席を確保した後で様々な可能性を国会で話し合うのがベストだと思っています。元々は非常に近い政策を持っている政党ですし、本当に戦わなくてはいけないのは既得権益にまみれた既成政党たちなのですから。それを実現するためには、維新の会は、みんなの党が出していない空白区(例えば東京ブロックでは14区もあります)に候補者をシフトするべきでしょう。

こんなに厳しい選挙情勢の中でも、組織や金がある既成政党や、勢いのある維新に行かず、みんなの党で出馬してくれる仲間は、本当に信念を持った政治家だと思います。私は、どんな状況になろうとも、その仲間たちと最後まで必死に戦っていきます。