建築基準法と地震に備える為に作られた法律
について記述します。
「建築物の耐震改修の促進に関する法律」
(耐震改修促進法)
告示(旧建設省告示 平成7年12月25日 第2089号)
によるとIs値の評価については以下の様に定めています。
■Is値が0.3未満 *Is値=耐震強度の事
地震の震動及び衝撃に対し倒壊し、
又は崩壊する危険性がある。
■Is値が0.3以上0.6以下
地震の震動及び衝撃に対し倒壊し、
又は崩壊する危険性がある。
■Is値が0.6以上
地震の震動及び衝撃に対し倒壊し、
又は崩壊する危険性か低い。
文部科学省は学校の建物について0・70以上の
Is値を求めている。
私の手元に浦安市が作成した資料があります。
上記の基準(0.70以下)に満たない各校の
耐震強度の数値は以下の通りです。
0.47
0.60
0.65
0.67
0.60
0.63
皆様はこの数字をどう判断されますか?
武蔵野市では0.75を最低基準に耐震補強は終了して
おり、埼玉県志木市でも0.75で本年度中に全ての校舎
の耐震補強が終わります。
軟弱地盤の浦安ではこの強度で市民の安全を確保
する事は困難です。
これまで財政が厳しい自治体が、何とか費用を捻出して
学校の耐震補強を実施するのをこの目で見てきました。
お隣江戸川区でも校舎の耐震補強を優先し、庁舎
はあくまで改修に留めています。
神戸の震災、姉歯事件、四川大地震、チリの救出劇
そして今回のニュージーランドでの留学生の被害。
浦安の子供たちの為に迅速な対応を求めてまいります。