毎朝、ちょっと早めに駅に着き、ゆっくりコンビニでお買い物や立ち読みをしてからバスを待つ私。


きょうは素敵な光景に思わず涙ぐんでしまいました。


うまく表現できるかわかりませんが、


覚えていたいので書きます。


目の不自由な年配の女性が杖をつきながら、駅のバスターミナルに入っていらっしゃいました。


すると上品なコートを着た初老の男性がさりげなく近づき、おそらく、行き先を尋ねていらしたようです。


女性の行き先がわかるとその男性は、近くのバスの運転手さんに、どのバス停から乗ったら良いかを確認し、ちょっと遠かったため、一緒に歩いて案内してあげることにしたみたいでした。


その紳士らしいしぐさ、それから親切を受けた女性の嬉しそうな笑顔。遠くから見ていたわたしの目には思いがけない涙が。


マナー通り、男性は自分の腕に女性の手を組ませ、気遣いながら歩き始め、


私の目の前をお二人で通りすぎました。


女性の赤い手袋が印象に残った朝のひとコマ。


覚えていたいと思いました。