さて問題です!

「一番書いてはいけない答えはなんでしょう?」


・何も書かない!⇒ぶ~×
・ふざけた答え!⇒ぶ~×
・落書き!⇒ぶ~×

正解は「オウム返しの答え」です。


オウム返しの答えとは問題で聞かれたことに対して問題そのままに答えることです。



「えっ!そんなことするわけないじゃん!!」

いやいや、科目を問わずみんな普通にそういうことを気づかずしていますって!
しかもそれはみんなだけではなく、みんなのパパ・ママ・塾や学校の先生、自称えらい大学教授や政治家のセンセイ方もやっているのです。

例えば…

・社会では…「産業革命って?」⇒「産業が革命されたこと!」

・理科では…「              窒素  酸素  二酸化炭
       空気中の気体の割合   78%  21%  0.03%
       人の吐く息          78%  16%  4%
       減った気体と増えた気体の割合が同じにならないのはどうして?」
      ⇒「酸素が5%減ったのに二酸化炭素は3.97%しかふえていないから!」

・国語では…「どうしてR君は笑ってはいけないとわかっているのに笑ってしまったのですか?」
      ⇒「笑いがとめられなかったから!」

上に挙げたのは全て「オウム返し」の答えです。
その他このような例は勉強をはなれた場面でも沢山あります。

「どうして泥棒はいけないの?」⇒「人のものを勝手にとるのは悪いことだから!!」
これも全く答えになっていません。
人のものを勝手にとる行為を泥棒といい、この問いでは要するに
「なぜ人のものを勝手にとる行為が悪いのか?」がきかれているわけです。
これも「オウム返しの答え」です。


今回このテーマを取り上げたのには理由があります。


・まず最近アクシズでは各科目いよいよ授業で過去問をやり始めたのですが、あまりにこの残念な答えが多いということが一つ。

そしてもう一つの理由が…
(ここから先はちょっと批判めいたことを書くことになってしまいためらわれるのですが)

・「ドヤ顔で算数をかたる有名な先生」達がわかっているのか、いないのかあまりにこういうことを堂々と著書の中で取り上げ、そしてそんな有名な先生の書いた参考書を一生懸命わが子のために書店で手にとるママ達を最近すご~く見かける機会があったということ
なのです…。


アクシズでは毎年卒業生が受験が終わるともう使うことのなくなった過去問や参考書、問題集を塾に寄付してくれます。
たいていはほとんど真っ白で中には一度も開いていないことがまるっとわかるような物まであります。
(参考書や問題集はほとんどがアクシズに来る前別の塾に通っていたとき購入した物というパターンが多いのですが・・・)


もらった参考書をパラパラ見ていると…


たくさん本を出している「朝倉 仁生」の「算数センス」という参考書の中にこんなページをみつけたのです。

「速さは速度といって、秒速・分速・時速があります!!」


マジっ??
え~っ??

これを見たときはビックリしました。だってまさにこれぞ「THEオウム返し」の答えですから!!


その後まさかとは思い「世界一受けたい授業」で有名な「斎藤 孝先生」の小学生向けの参考書を見てみると…

「速さには秒速・分速・時速がある!」


ってえ、え~っみたいな…


こういう著名な大先生達がこんな風に言い切っちゃうから日本人は子供のうちから知らず知らずのうちに相手に聞かれたことをそのまま答えとして返すような人が多くなっちゃうんだろうな…

とちょっとガッカリしてしまったのです。

ま、これらの参考書に気付いたのはかなり前でしばらくこのことは忘れていたのですが、最近立て続けに3件!!本屋さんでおそらく速さの苦手な子供のためにこういった本を熱心に読んで買おうとしている受験生のママらしき方々を見かけてしまったのです!!(ガチですよ。作ってないっすから)



速さ=速度=スピード=秒速・分速・時速ではただの言葉の置き換えにすぎません。



それなのに「速さ=秒速・分速・時速」だと思っている小学生が多いから、速さと比の問題で当たり前のことがなかなか理解できずみんな苦労するのです。


「じゃ、速さってなんだよ?」


自分ならこう答えます。
「速さとは、一定時間ですすんだ距離をくらべたもの」だと!!



・3分間で289m進む人と9分間で900m進む人ではどちらが速いか?

こんな問題でも「速さ=秒速・分速・時速」だと思っている人はわざわざ分速を出します。
そんな必要ないですよね!!

時間を3分もしくは9分に揃えればどちらが速いかなんてあっという間にわかります。


そして先ほどの「一定時間」を便宜上
1秒あたりにそろえたものが秒速
1分あたりにそろえたものが分速
1時間 あたりにそろえたものが時速 というだけです。

つまり秒速・分速・時速は速さの本質ではありません。


そしてこの「速さとは、一定時間ですすんだ距離をくらべたもの」という簡単なことが理解できていれば「速さ」の問題をそのまま比につなげることが容易になるでしょう。

だって時間がわからなくてもとにかく同じ一定時間でどれくらいずつ進むのかを簡単に表したものこそ「比」という考え方なのですから…。




いわゆる難関校と呼ばれる学校の先生達はみんなタダ者ではありません。
みんなの受験当日の答案をすげ~厳しくチェックしています。



このブログを読んでいる受験生のみんなはこれからはこの「オウム返しの答え」に注意し、他の受験生に差をつけるであります!!

※特に開成・麻布等を志望している受験生は要注意!!
 入学してからの授業でもしつこくこのことは言われますよん。



お問い合わせ AXIZ進学教室 045-392-6635
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いよいよ今回で「正しい模試の受け方」のお話はおしまいです。


模試に関してのお話を整理してみます。

<スタート>模試と入試問題は全く違う!
 でも模試の問題は受験生としてどんな学校を受けるにしても必ず見ておく必要がある。
 しかも模試はわざわざお金を払って受けるもの

⇒しっかり役に立つように受け方を考えよう!!

 
「正しい模試の受け方」その1
テストが終わったあとにきっちりと弱点を洗い出し復習する


「正しい模試の受け方」その2
しっかり目標を定めて模試前に準備をする


こんな感じでした。

ここまでの流れから、鋭い人には今回伝えたい内容はもうわかっちゃっているかと思います。

そう、模試後・模試前ときて、最後は模試中の姿勢についてのことです!!
「正しい模試の受け方 その3」
最後に考えて欲しいのはまさに模試当日の試験に対する挑み方です。



今回は引っ張らず結論から…


模試を受けるときに大切なのは、

「失敗したら死ぬ~!!」

というくらい、どれだけ自分を追い込んで試験に臨むか、ということです。



たかが模試程度で大げさな…、と思う人がほとんどだと思います
またまた冗談言っちゃって~、と思う人もいることでしょう。

でも、これは冗談でも大げさでもなく、大マジなんだぜぃ。


確かに模試と実際の入試は異なります。


問題のつくりが違うことはもちろんですが、模試で失敗したからといって自分の人生がそれで変わることはまずありません。
せいぜいパパ・ママ、塾の先生に叱られるか、塾でのクラスが替わるかもしれないという程度です。
でも、入試本番では間違いなくみんなの人生は変わります!!


普通に小学生をしていれば、それまでみんなが生きてきた中で、
「自分の行動の結果で自分の人生が変わる」
という経験はまずなかったはずです。

「え、そんなことないわ!だってワタシ、自分でAKB入ったもん!!」
という人も中にはいるでしょうが、たいていはみんなの知らないところでパパ・ママがちゃんとお膳立てしてくれているのです。


おそらく中学受験は受験生のみんなにとって、自分の力で自分の人生が変わる初めての場面になることでしょう。



入試本番は今までみんなが体験したことないような経験の連続です。

・試験当日、入試が始まる前の緊張…
・試験中、いつもならできるはずの問題が頭が白くなって思い出せない…
 (逆にいつもなら手がでないような問題が不思議と本番では、「みえる!みえるぞ~!!」という不思議な経験も味わえるかもしれません。)
・試験が終わった後の充実感や、やべ~やっちまったかも…という焦燥感…
・合格発表を待つまでの緊張、そして合格したときの嬉しさや駄目だったときの喪失感…

その他今の時点では想像もできないようなことがみんなを待っています。
そしてもちろん、それはあくまで入試本番でしか体験することができないものばかりです。


でも、いつもと違う雰囲気の中でテストを受けられる模試ではほんのちょっとだけ、
それに近い感覚を体験しようと思えばできます。


ここで、あえて「体験できる」と書かなかった意味がわかりますか?


いつものテストの延長で模試に臨んでも、この<本番に近い感覚>は決して味わうことはできないのです。
自分で自分をよい意味できちんと追い込んで入試本番のつもりで模試に臨んだ人だけが、この感覚を体験できる資格をGETできるのです。
(だからこそ、「その2」で書いたようにしっかり準備して模試に臨むことが大切なのですね!!)


ただ、ここで勘違いしてはいけないのは、模試に関しては決して
成績が悪い=失敗
ではないということです。


模試前に自分で決めた目標がクリアできれば、その模試はひとまず成功といえます。
(その2を読んでくれた人は当然今回の模試での目標は立ててますよね!!)


本当の意味で正しく模試を受け、お金をかけた元をとれる位自分の役にたてるためには
「入試本番のつもりで、自分の人生をかけて」臨むくらいの覚悟が必要なのです!!


「正しい模試の受け方」その3
模試を入試本番のつもりで死ぬ気でうけてくる!!



これを読んでくれている、よいこのみんなが1学期最後の模試で、しっかり死ぬ気で模試に挑んできてくれることを期待しているよ~ん!!


※「ちゃんと試験うけてこなきゃいけないってわかってるんだけど、どうしてもちゃんとうけれないんです…」

そういう人も多いはずですよね。
そういう場合はどうすればよいのか??
それについてはまた別の機会に触れていこうと思ってます。


とりあえず、今回の模試のお話はここまで!!


さあ、いってこいや~!!



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さ、前回に引き続き、正しい模試の受け方を今回も考えてみましょう。

前回<その1>では、模試は受けたその後が大切なんだということを知ってもらいたかったわけですが、今回は模試を受ける前のお話です。

よく使われるかっこいいセリフです。
「勝負は戦う前から始まっているのだよ」


そうです!

模試も受ける前の模試に臨む姿勢が、終わった後の復習と同じくらいに大切なのです。



そもそもなぜ「模試」というものがあるのか考えてみましょう。


ただの「テスト」であれば四谷系の塾ならYT,N研なら日曜テスト、アクシズでも毎回の授業ごとのチェックテスト…と、どの塾でも定期的に行っているはずです。

普段通っている塾の定期テストはほぼ最近勉強した単元の確認テストにすぎないはずです。
(アクシズのチェックテストは一味違いますがね、フフ…)

しかし模試というものは毎週・毎回の単元テストとは明らかに性格が異なります。

・いつもの教室とは違う場所で
・いつものメンバーとは違うたくさんの受験生の中で
・いつもと違う雰囲気の中で

受験生として見ておかなければならない最大公約数的な問題に挑むのが「模試」なのです。





前々回に書いたように確かに模試と実際の入試問題はそのつくりは全く異なります。
しかし1年間の受験生活の中で一番受験本番に近い雰囲気で試験を受ける練習をできるのはやはりこの模試というものしかありません。

よく塾の単元テストでは割と良い成績がとれるのに、模試になると急に成績が落ちてしまうというケースがあります。

・いつもと違って緊張した…
・時間配分を間違えちゃった…
・隣が変な奴で集中できなかった…

言い訳は色々あるでしょう。

でも、入試本番でも同じことが起こらないとは言い切れませんよね!!

せっかくそういういつもと違った雰囲気の中で試験を受けられるわけですから、この機会を有効に使わない手はありません。

では、有効にこの機会を使うために何をすれば良いのか…??


答えは簡単!!


「しっかり目標を定めて模試に臨む」ということです。


・前回は国語で時間が足りなかったという人は今回はとにかく答案を埋めることを目標にしてみましょう。

・前回は計算間違えを沢山してしまったという人は今回は丁寧に空きスペースを使って計算間違えだけはしないようにしてみましょう。

・前回天体の問題をど忘れしてしまったという人は今回はしっかり準備をして、天体の問題だけは完璧にとりきることを目標にしてみましょう。

・前回社会で歴史上の人物や地名を漢字できちんと書けなかった人は今回はしっかり漢字でかけるようにこの1週間の復習を頑張ってみましょう。

もちろん上のはほんの一例です。
どんなに前回の模試の成績が良かった人でも4科目全て満点(!)というわけでない限りはそれぞれに取り組むべきテーマがあるはずです。

模試が終わってから
「あ、また前と同じミスをしちゃった…」
では意味がありません。


<前回の反省をふまえ、模試までの1週間もしくは2週間をしっかり各自の目標を定めて準備をすること>
これも正しい模試の受け方の一つとして欠かすことができません!!



そもそもみんな、何のためにゲームやTVを我慢して、パパ・ママにどやされながらも勉強しているのでしょう??

「志望校に合格する」

という目的があるからですよね??
目的・目標を定めてそのために勉強するということが、たかが模試でできなければ本番でできるはずがありません!

模試前の1,2週間はいつもより勉強がハードになって当然です。


ここで踏ん張れなければ本番でも踏ん張れませんぜ。



というわけで
「正しい模試の受け方」その2
しっかり目標を定めて模試前に準備をする




これでおしまい??

まだだ、まだ終わらんよ。それはこの次!!



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さ、前回予告した通り、今回は「正しい模試の受け方」についてです。



正しい模試の受け方=自分にとって役に立つ模試の受け方
だということは当然ですよね!



6年生になって受ける各種模試はほとんど無料ではありません。
5年生・4年生の間は受験までにお金を落としてくれる「お客さん」を釣るために無料の模試があったりもしますが、小6受験生を対象にした模試はまず有料です。

お金を払ってわざわざテストを受けるわけですから、しっかり元を取らなきゃ損、損!!

というわけで、まずは
正しくない=お金を払った価値がない模試の受け方を考えてみましょう。



前回も最後にふれましたが、模試の問題というものは全ての層の受験生にとって最大公約数的な
「一度は見ておかなければならない問題」です。
受験生として、模試に出題された問題はその時にはできなくてもしっかり自分の物にしていく必要があります。


この点からいえば、最も正しくない=無駄な模試の受け方はすぐにわかります。


そう、一番最悪なのは、
「テストを受けたら、ハイお終い!!」という受け方です。


「そっか、じゃあボクはテストが終わったらすぐに答え合わせをして自分で点数だしてるからOKかも!」
というそこの君、全然ちがいますよ~。


自分で点数をだしてみることはもちろん良いことです。
でも点数をだしておしまいでは模試を受けた意味ははっきりいってほぼ無しに等しいです。


特に思っていたより点数が良かった時にこの間違えは起こりやすいのです。
点数が良いとついつい自己満足にひたり、また、みんなのパパ・ママ&塾の先生も機嫌がよくなるので後は正式な成績表が返ってくるのを楽しみに待つだけになってしまいがちです。


でも忘れてはいけません!!


結果に満足していいのは受験本番のみです


摸試の問題は受験生として「できるようにしておくべき問題」なのですから、できた問題よりもできなかった問題・できたけどテスト中に悩んでしまった問題をしっかり復習して自分の物にしていくことにこそ摸試にお金をかけた意味がでてくるのです。


もちろん1学期の間は各塾によってカリキュラムの進み方にバラツキはあるでしょうから、中には全く勉強していない問題が出ることもあるでしょう。
そういう場合は下手に自分で模試の解説を見て出来る様になったつもりになるよりはしっかりと今通っている塾で勉強するのを待った方がよいかもしれません。


でも、そうでない限りは模試でのミス・間違えの原因をしっかり分析し、

・忘れていた単元はもう一度復習
・できるはずなのに出来なかった問題はなぜできなかったのか自分で原因をはっきりさせる
・ミスしてしまったところはなぜそういうミスをしてしまったのか考えてみる

こういうことが良い点数をとる以上に重要なのです。



ここまでで、少し見えてきましたね!!

「正しい模試の受け方」その1
テストが終わったあとにきっちりと弱点を洗い出し復習する




ほかにまだあるの??

もちろんあるでやんす。それは次回に!!



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7月になると1学期最後の模試が色々ありますね。
今回は模試と入試問題の違いについてです。


このブログでもよくネタにしてきましたが、
決して、
模試の成績=志望校合格
ではありません。

実際今まで
・模試の成績では毎回合格圏内⇒本番では…
・模試では一度も合格判定なし⇒本番では🎵
という受験生を何人も見てきています。

もしかしたら恥しいことなのかもしれませんが、どちらかといえば自分自身は後者の、模試では合格判定から遠かった受験生が本番では合格というケースを多く見てきました。

1年間その子の志望校に照準を定めて一緒に勉強してきているわけで、自分とその受験生にとってはある意味当然の結果なのですが、模試の成績だけを拠り所として話をする人達にはサプライズに見えるようです。

なぜそんなことが中学受験において割と普通に起こるのかといえば、答えは簡単!
模試の問題と各学校の入試問題は問題の作り方から全くことなるからです。



以前も書いたと思いますが、
入試問題=学校からのメッセージです。

「ウチの学校にはこんな子に来てほしい」
という思いが入試問題からは伺えます。

・麻布や栄光の入試問題からはきちんとした考え方を身に着けていることを前提にさらに柔軟な思考力と観察力をもった生徒を求めていることが…

・開成の入試問題からはきっちりとした条件整理・場合分け、さらに面倒なことをやりきれる粘り強さをもった生徒を求めていることが…

・聖光の問題からはとにかくキッチリと色んな事を仕上げる勉強に対する真摯な姿勢を持った生徒を求めていることが…

その他挙げだせばキリがありませんが、どの学校の問題にも明確なメッセージがあります。
ですから初っ端の大問1からそういう出題がなされます。


ところが模試というものはそうではありません。


あらゆる志望校を受験する不特定多数の受験生を対象に問題を作成するので、どうしても作成に制約がでます。
模試は全ての受験生にとって最大公約数的なものでなければならないのです。

ですから算数であれば最初は計算問題から始まり、前半は基本問題・中盤は標準問題・後半は難易度の高い問題…とどの学校を受験する受験生にとっても意味のあるようにと半ば無理矢理帳尻を合わせ問題が作られています。


これはある意味仕方のないことです。



問題なのは模試を受けさせるみんなの塾の先生達や、場合によってはみんなのパパ・ママまでもがこの、「模試と入試問題の違い」に気づいていないことなのです。


確かに模試では「簡単な順に」問題が並んでいます。
ですから序盤での取りこぼしは避けたいところ。
でも、これを実際の入試問題に当てはめることは危険です。
入試問題ではべつに「簡単な順に」問題が並んでいるわけではありません。


大手進学塾でお仕事をしているとき、よく近くの机の先生様が判で押したように担当する生徒の過去問ノートに
・大問1は絶対落とすな!  
・最後の問題はできなくてもOK 
などのコメントを機械的に書いているのを見ましたが、自分に言わせればこういう先生はレッドカードです。
(とりあえずノートに目を通すだけでもましなのかもしれませんが…)
特にそれが難関校クラスを受け持つ先生なら要注意です。

最後の問題でも、
学校からのメッセージに応える=合格する
ためには何が何でも解かなければいけない問題もあります。
逆に例え大問2でも趣味で作ったとしか思えないようなマニアックな問題は後回しにして時間に余裕があれば解けばOKです。
そしてそういう判断がきちんと本番でできるようにするためにはやはり志望校の過去問の十分なやりこみが必要不可欠です。

でも誰かさんの作った過去問の解説ページに目を通しているだけの先生様ではそういう事もわからないのでしょう…。



この他にも模試と入試問題の違いはたくさんあります。
でも、だからといって決して模試を軽くみてはいけません。
先ほども書いたように、模試は受験生にとって最大公約数的な、必ず目にしておかなければいけない問題を集めたものだからです。

「模試では合格判定が出なかったのに…」ということを恥しいことかもしれないと書いたのは、どこか勉強に穴があったという証拠…ということになってしまうかもしれないからです。



受験生のみんなには模試と入試問題の違いを頭の片隅においたうえで、しっかりと模試を有効に活用してこれからの勉強をすすめていってほしいと思います。



次回は模試を有効に活用するための「正しい模試の受け方」について考えてみたいと思いま~す。
 

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