昨年末迄いた会社を退職して、今クロスボーダーのECを手がけるECSS株式会社(http://ecss.co.jp)とECSS、チャイナを立ち上げました。
ECSSは主に中国の企業をECで日本参入する手助けをする会社です、当然同時に日本の企業の中国EC参入もやってます。
そのECSSの本格的なファーストプロジェクトはウェディングドレスのオーダー販売です!
ご存知の通り日本ではウェディングドレスは基本レンタルです、これは私にとっても非常にチャレンジなプロジェクトでした。
日本の消費者にネットでウェディングドレスを買ってもらうには何が必要か?
私は以下の7つを今回のプロジェクトで達成するミッションとして掲げサイトを構築した。
1、大前提としてレンタルより安いこと
2.多種多様のドレスが選べること
3.写真で正確にドレスを消費者に伝える事
4.このサイトで買う理由=差別化を幾つか作ること
5.美しさと機能面を両立させること
6.安いが安売りサイトにしないこ
7.安心感を与えること
これがそのサイトです。
http://memorial-wedding.jp
尚、どのように7つのミッションをクリアしていったかというと、
1.レンタルより安いこと
実はこれはそこまで大きなハードルはなかったのです、通常ウェディングドレスは製造原価の何倍ものプライスをつけてます、これは一生に一度と言う特別なシチュエーションだから可能であり、私はこれを通常のアパレルの範囲で値づけをしました。更にわかりやすいように5つのコレクションに分類して買いやすい3プライスで統一しました。
当然一部高級ラインはその範疇では無いです。
2.ドレスの種類と数
安売りサイトで2000着もあるサイトがあります。
これはむしろToo Muchであり、各ドレスラインで100着ぐらい、4つのドレスラインで400着を常にキープする事を目指しました。残念ながら現状はまだ達してないのですが・・・多すぎてはユーザーが選べない、少なくとも選べない、この中間のラインナップを狙う戦略です。
3.写真でドレスを正確に伝える
これは苦労しました、ECの基本に立ち戻り、各角度から高解像度の写真を載せる・・・深夜を徹して撮影しました。
4.このサイトで買う理由
これが今回の一番のハードルです。
ただ単に安いだけでは他のサイトの方が安いです。彼は自社工場を持っているが、当社はアライアンスです。
価格以外のメリットを打ち出すのは
・サイズの心配をなくす為のオーダーメイドと自分でサイズ調整可能なドレスを売る
・伝統的なホテルで挙げるカップルでは無く、リゾートやレストランその他違うスタイルを狙っているカップル向けにターゲットを絞って、ウェディングドレスを綺麗な箱に入れて持ち運びの利便性を追求しました。
通常ドレスの箱などありません。バック工場と何度も打ち合わせして、作り直して、実は本日やっと完成版が届きました。
・買ったドレスは式の後どうすの?この質問に答えられる仕掛けは現在進行中、秘密です。
・そして当社ならではの仕掛けとして、自分で着たウェディングドレスをリカちゃん、あるいはバービーちゃんに着せて販売するサービスです。これを家に飾るのもよし、ご両親にプレゼントするのもよしです。
5.美しさと機能面
正直ウェディング販売サイト(格安部類のサイト)は美しくない、機能的でもない!
テールの長いドレス+Aライン+袖付きのドレスだけを選びたい!こんなニーズを叶える機能が実はほとんどのウェディングドレスショップに実装してないのです・・・汗
6と7はある意味似ており、これはサイトの作り、説明の細やかさ、その他ユーザーが色々なECで体験したユーザーエクスペリエンスがあり、本能的に安心感を与える作りにしなければならない。
このサイトはオープンして2週間ですが、それはマダマダ構築中、日々改善です。
長くなりましたが、今後はこのウェディングサイトのマーケティングにも少し触れたいと思います。