こんにちは、こんばんわ。Ryです。
本日2度目の更新ですが、今回は野手編3と同様のあまり聞いたことがないスタッツについて説明します
・・・と思ったけどつかみを良くする為に、野球中継でも聞いたことのある「被安打」を説明していなかったので、まずそれから説明したいと思います。
それでは始めます
【被安打】(英語表記 「number of hits allowed by a pitcher(H)」)
【意味】
言葉通りの意味で、投手が打者にどれだけ安打(二塁打、三塁打、本塁打を含む)を許したかを図るスタッツです。
普通の感覚で言うならば、ヒットを打たれる投手は実力がないと思われがちですが、近年のメジャーでは価値観が変わり、被安打は「偶然」の要素で発生する(本塁打を除く)物となっています。
これは、被安打が野手の守備、キャッチャーのリード力、球場(フェンスの高さや、外野の膨らみなど)、風などの偶然的な要素が多く含まれていることが大本の原因です。(例外の本塁打は偶然的要素がほとんど見当たらないため、これは投手そのものの実力と解釈できます。)
たしかに、同じ実力の投手が2人いた場合、一方は守備の良いチーム、もう一方は守備が悪いチームにいた場合、被安打を浴びる可能性が少ないのは前者だと言えます。
そのため、現在のメジャーではあまり重要視されないスタッツになりました。(多すぎるのも問題ですが・・・)
【2010年度MLB記録】
AL最多被安打 ジェームズ・シールズ(タンパベイ・レイズ) 246本
NL最多被安打 ロイ・ハラデイ(フィラデルフィア・フィリーズ) 231本
【QS】(英語表記 「Quality start(QS)」)
【意味】
クオリティー・スタートと言い、言葉の意味は「良好な先発」と言います。先発投手が6イニング以上かつ3失点以内に抑えた場合に記録されるスタッツです。
先発投手の安定感を測るために作られたスタッツで、結果的にどれだけ試合を作れたかを表す指標です。
また、先発投手がQSを記録しながら敗戦投手になることをタフ・ロス(不運な敗戦)と言い、逆にQSの条件を満たさずに先発勝利を挙げることをチープ・ウィン(安っぽい勝利)と定義しています。
【2010年度MLB記録】
AL最多QS フェリックス・ヘルナンデス (シアトル・マリナーズ) 30回
NL最多QS クリス・カーペンター (セントルイス・カージナルス) 25回
ロイ・ハラデイ (フィラデルフィア・フィリーズ)
ティム・ハドソン (アトランタ・ブレーブス)
アダム・ウェインライト(セントルイス・カージナルス)
マット・ケイン (サンフランシスコ・ジャイアンツ)
ウバルド・ヒメネス (コロラド・ロッキーズ)
【WHIP】(英語表記「 Walks + Hits divided by Innings Pitched (WHIP)」)
計算式「(被安打+与四球)÷投球回数」
【意味】
ウィップと発音する。意味は、投手が1イニングあたりに(自分の責任で)出したランナーの数。
自分の責任でないランナーは計算に含まないため、エラーで出したランナーは除く。(その割に死球が含まれていないのが謎である)
このスタッツは、投手の防御率、特にリリーフ投手の防御率は、前後の投手の結果によって大きく変化するため実力を測るには防御率より適していると言われている。(特にWHIPはショートリリーフの投手の評価により適している。)
なぜ防御率より優れているのかと言うと、防御率ははどれだけ得点を奪われたかという「結果」を表すのに対して、WHIPはどれだけ打者を抑えたかという「投球内容」を表しているからである。
このため、投手本来の実力を測るためにはWHIPのほうが優れているのである。
【目安】
一応目安としては、1.3~1.4で平均、1.2を切ると優秀、1を切ると超一流、という感じです。
防御率や奪三振率もそうですが、リリーフに求められる基準は先発よりやや上がります。
【2010年度MLB記録】
AL最優秀WHIP クリフ・リー(シアトル・マリナーズ/テキサス・レンジャース) 1.00
NL最優秀WHIP ロイ・オズワルト(ヒューストン・アストロズ/フィラデルフィア・フィリーズ) 1.03
(規定投球回以上)
AL平均WHIP 1.35
NL平均WHIP 1.35
【K/BB】(英語表記「Strikeout to Walk Ratio (K/BB)or(SO/BB)」)
計算式「奪三振÷与四球」
【意味】
そのまんまの意味です。計算式を書くまでもないけど(一応計算式は↑に書きました)、奪三振を与四球で割っただけの指標です。
メジャーでは投手の力量を測るのに一番お手軽な指標なので最近好まれている。(実際とても単純な計算式なので。)
なぜこの2つだけで計算するのかというと、前述したように三振も四球も純粋な投手の実力と考えられる上、この2つは正反対の関係になっているからです。
打者を抑える/出塁させるという意味に加え、通常三振を狙うと際どいコースに投げる必要があり、そうすると四球も増えてしまう。なのでこの2つを両立させられる投手はスゴイ投手ということです。
【目安】
大体3点台後半だと優秀。5点を超える投手はまずいません。(逆に1.5以下だと厳しいレベル。)
分母である四球が少ないとたまにとんでもなく高い数値になったりする。
【2010年度MLB記録】
AL最優秀K/BB クリフ・リー(シアトル・マリナーズ/テキサス・レンジャース) 10.28
NL最優秀K/BB ロイ・ハラデイ(フィラデルフィア・フィリーズ) 7.30
(規定投球回以上)
AL平均K/BB 2.11
NL平均K/BB 2.23
第一回から今回までの略称
勝利 W
敗戦 R
セーブ SまたはSV
登板数 G
投球回 IP
防御率 ERA
奪三振 SOまたはK
奪三振率 K/9
与四球 BBまたはWalks
与四球率 BB/9
被安打 H
QS そのまま
WHIP そのまま
K/BB そのまま
なお、いままで紹介してきたスタッツの中で、データを統計学 的見地から客観的に分析し、選手の評価や戦略を考える分析手法を「セイバーメトリックス」と言います。
これは、現在のメジャーの基本的な理念になっています。しかし、日本の野球界ではまだ伝統的価値観が支配的であり、戦略として積極的にセイバーメトリクスを取り入れるチームはほぼ皆無と言ってもいいくらいです(千葉ロッテがデータ解析専門家を雇っていることぐらい)
セイバーメトリックスに基づく指標
長打率 SLG
出塁率 OBP
OPS そのまま
守備防御点 DRS
奪三振率 K/9
与四球率 BB/9
QS そのまま
WHIP そのまま
K/BB そのまま
本日はこれで以上です。
今回で約5日間にわたったスタッツの解説を終えることが出来ました。
次回の予定はまだ決めていませんが、なるべく早めに更新いたしますので、応援宜しくお願いいたします。
それではまた次回~
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