メジャーのスタッツとは?野手編 | Ryの優しく楽しくMLB解説!?

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こんにちは、こんばんわ。Ryです

GWの真っ只中なのに私の予定は無し・・・・

Λ_Λ
(´TωT`)
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・・・まあそんなことはどうでも良いので、今回はメジャーのスタッツ(指標のこと。アメリカでは打率やOPSなど、野球に関する数値・成績のことをこう呼ぶ。)を紹介いたします。

次回以降の話を進めるためにも、指標を説明したほうが無難かと思い、今回から始めました。

今回は野手のスタッツをわかりやすく説明いたします。


【打率】(英語表記「Batting Average(AVG)」
計算式 「安打÷打数」
【意味】

 野球ではもっともポピュラーな数値であり、打者がヒットを打つ確率です。通常は3割を超えれば一流とみなされます。「ヒットを打つ確率」という、非常に分かりやすい指標なので打者の実力を図る際によく使われます。数値が高い選手ほどヒットを多く打てるわけで、攻撃面での価値が高い、というわけです。

 ただし、この計算式にある「安打(ヒット)」は、二塁打やホームランといった「長打」も1安打としてカウントしている。そのため長打力は打率からは分からないし、これだけじゃ打者の実力を知ることはできない。しかし、打率は重要な指標であることに間違いはないのは確かです。

 打率でシーズン1位になった選手は「首位打者」のタイトルが送られます。

【目安】

.350以上 … 超一流。いない年もある
.300以上 … 一流
.260前後 … 普通
.220程度 … レギュラーとしては厳しい
1割台.   … やばい。降格候補


【2010年度MLB記録】

AL首位打者 ジョシュ・ハミルトン(テキサス・レンジャース)  .359
NL首位打者 カルロス・ゴンザレス(コロラド・ロッキーズ)    .336

AL平均打率 .260
NL平均打率 .255
※NL(ナ・リーグ)は投手も打席に入るのでどうしても打率が低くなりやすい。


【打数】(英語表記「At Bats(AB)」)
計算式「打席数-四球-死球-犠打-犠牲フライ-打撃妨害-走塁妨害」


【打席数】(英語表記「Plate Appearances(PA)」)

【意味】
 「打数」という言葉を使いましたが、そもそも打数ってなんだ?って人もいると思います。説明するのは意外と難しいんですが…とても分かりやすく言うと「打者が投手からヒットを打てた機会」といいます。

打席数から上記のものを引いたものが打数です。まず、打撃妨害と走塁妨害についてはとりあえず省略します。これはほとんど起こらないケースなので…
 残った「四球」「死球」「犠打」「犠牲フライ」は要するに、「そもそも打者がヒットを打つ可能性が無かった」ので、打率なんかの計算をするときには引かれます。


 一方「打席数」はかなり単純で、「打者が投手と対戦した回数」です。詳しく言うとバッターが打席に入り、ヒットや四球なんかで出塁するか、三振などでアウトになるとこれで「1打席」がカウントされる。

 MLBの試合数は162だから、仮に全試合出たら162×4(あくまで毎回4打席は入ったことを想定して)で、1年に648打席ぐらいになる計算です。

 ただ、実際にはレギュラーでも何試合か休むのが普通なので、だいたい「600打席」あれば立派なレギュラーの目安となり、打数なら「500打数」がだいたいの目安です。
 打席についてもう一つ重要なものに「規定打席」というのがある。 これはさっき言った首位打者の獲得条件になっていて、最低でも「チームの試合数×3.1」の打席を超えてないとタイトルは獲得できないんだ。

 理由として、打率は分母が少なければ運の要素が強くなってしまうからです(規定打席がないと、1打数1安打、打率10割でも首位打者ってことになるから。)


ところで、なぜ打数で「四球」「死球」「犠打」「犠牲フライ」が引かれるのか?と言う人もいると思います。そのわけを一つづつ見ていきます。


【四球】(英語表記「Bases on Balls(BB)」または「Walks」)
 野球は「ストライク3つで三振(打者はアウト)」「ボール4つで四球(打者は出塁)」と言うルールがあるとおり、
よほどのことが無い限りストライク以外の球は打てません。よって打数にはカウントされません。

 四球は通常、「選球眼」を測る指標だと言われていますが…実際には強打者には投手が警戒してなかなかストライクを投げなかったり、前後の打者にも影響されるから、四球だけでは十分に判断できません。まあ大ざっぱな目安は年間でこのぐらいです。

【目安】


100個以上 稀代の強打者級

70個以上 選球眼がいい
50個前後 普通
30個以下 選球眼が悪い        

【2010年度MLB記録】


AL最多四球 ダリック・バートン(オークランド・アスレチックス)      110個
NL最多四球 プリンス・フィルダー(ミルウォーキー・ブリュワーズ)   114個


【死球(デッドボール)】(英語表記「Hit by Pitch(HBP)」)
 四球同様に死球…打者に投球が当たる場合も打てないわけで打数にはカウントされません。ケガの危険があるので少ないに越したことはないです。


【2010年度MLB記録】

 
AL最多死球  ホアン・ピエール(シカゴ・ホワイトソックス)         21個
NL最多死球  リッキー・ウィークス(ミルウォーキー・ブリュワーズ)   25個

【犠打(送りバント)】(英語表記「Sacrifice Hit(SH)」)
 送りバントというのは簡単に言うと、「打者がアウトになるのを前提で」ランナーを進塁させるためにバント…つまり打球を転がそうとするものです。当然、打者はヒットを考えてないから、打数にはカウントされません。

 ただし、送りバントをしたが結果的にヒットになった、という場合はちゃんと1打数と1安打が記録され、送りバントを失敗した場合もアウトになって、1打数とカウントされます。


【2010年度MLB記録】

AL最多犠打  ショーン・フィギンズ(シアトル・マリナーズ)       17個
         エルビス・アンドラス(テキサス・レンジャース)

NL最多犠打  クレイトン・カーショウ(ロサンゼルス・ドジャース)   18個


【犠牲フライ】(英語表記「Sacrifice Fly(SF)」)

 基本的な概念は犠打とそう変わりません。ランナーを進塁させるのが目的なので、打数にカウントしない。ということなんですが、犠牲フライは犠打と違い、「ランナーが本塁に生還した場合に限り」記録されます。
 ただ犠牲フライはなかなか狙ってできるモノじゃないので、送りバントとは扱いが結構違ったりします。その辺は後で説明します。


【2010年度MLB記録】

AL最多犠飛 ベン・ゾブリスト(タンパベイ・レイズ)     12個
NL最多犠飛 デビッド・ライト(ニューヨーク・メッツ)    12個


 ここで打席と打数の話に戻りますが、メジャーではどっちかというと打数の方が使用頻度が多いです
 理由は、成績を記す際はたいてい出塁率や四球も併記されてることが多くて、打席数も推測できるからだと思うからです。成績を見ようとしたら、「AB」の文字が頻出すると思います。


【2010年度MLB記録】

AL最多打席 デレク・ジーター(ニューヨーク・ヤンキース)       739
NL最多打席 リッキー・ウィークス(ミルウォーキー・ブリュワーズ)   754
 
AL最多打数 イチロー(シアトル・マリナーズ)             680
NL最多打数 リッキー・ウィークス(ミルウォーキー・ブリュワーズ)   651


今回はここまでで終えたいと思います。

あまり長く説明してもわかりにくいと思うので、区切りのいいところで終えました。

それではまた次回