「今」の強みではなく、「将来」の強みを選ぶ
「キラーコンテンツを作り出すのに必要なのはあつかましさである」と前回述べました。
「今、自分にそのチカラがなくても、仕事が来てから、そのチカラを身につければいいのだ」ということです。
だから、「キラーコンテンツ」を作り出す場合は、「今の強み」にフォーカスを当てる必要はありません。
駆け出しの士業となれば、自信をもてる「今の強み」なんてなかなかないでしょう。
どうせないものであるなら、視点を「今」でなく「将来」に向けてみませんか?
「私は○○なら◇◇で一番(になる予定)です」と、「(になる予定)」を心の中で言うことで、将来、得るはずの強みを現在でアピールすることができます。
「今の強み」を考えれば、発想に制限がかかるのは当たり前。今、それだけの強みをもっていないのだから、どうしても考え方がせまくなってしまいます。
でも、「将来の強み」なら、可能性は無限に広がっているので、何を「強み」として選んでも間違いにはなりません。
実際に動き出してみて、「これは違うな」と思えば、「今までは○○が一番得意でしたが、最近は××業務について関与することが多く、こちらも私の得意分野となっています(あくまでも予定ですが)。」とアピールのしかたを変えればいいのです。
もちろん「(あくまでも予定ですが)」の部分は言う必要はありません。
「関与する」といっても、実際に経験したということではなくて、「勉強している」や「興味をもっている」「話をよく聞いている」というのも「関与」のひとつ。決して嘘を言っているわけではありません。
大事なことは「キラーコンテンツ」を作り出す場合は、発想に制限をかけないこと。自分のことを一番信じてあげることのできるのは自分しかいないのだから、自分の将来性に期待しましょうよ。
そうすれば、「キラーコンテンツ」になるネタは自分の前にごろごろと転がっていることに気づきますよ。
「一生涯、唯一無二のキラーコンテンツを見つける」のではなく、「このキラーコンテンツがピンとこないのであれば、次のキラーコンテンツを見つける」というスタンスでいいと思います。
試行錯誤の繰り返しが、結果的に自分自身を成長させる糧になるのでしょうから。