200字以内で自己紹介できますか | 商工会・商工会議所等からセミナー講師として依頼されるために

200字以内で自己紹介できますか

これも融資のための事業計画書に記入するものではありませんが、前々回と前回の流れで作っておくことをおすすめします。HPのトップページやブログのプロフィール欄に、以前どこかに提出したような長々とした履歴書や職務経歴書をそのまま掲載しても、なかなか最後まで丁寧に読んでもらえません。また、名刺交換時に長々と自分のことばかり話すのもマナー違反ですし、急に自己紹介と言われてもさっぱり要領を得ない内容では印象に残りません。情報が過不足なく入った短いプロフィールを、ぜひ用意しておきましょう。

使用頻度が高いのは200字程度

短いプロフィールといえば、200字が目安。「あなたのことをある人に紹介したいから」「セミナーのチラシに講師プロフィールが要るから」、また、後述しますが公的機関に専門家登録をするときに求められるプロフィールも、たいてい200字ほどです。また、200字なら、初対面で軽く自己紹介するときも役立ちます。200字の原稿を実際に話してみれば30秒ほど。これくらいなら相手も集中して耳を傾けてくれます。

「数字」と「顧客メリット」は必ず入れる

名刺交換時などで自己紹介するとき、200字=30秒の中にあれもこれも詰め込んでは相手に覚えてもらいにくく、かえって印象が散漫になりがちです。どうしてもはずせないポイントは「仕事の経験や実績の数字」「顧客メリット」の2つ。私が資金調達コンサルタントとして自己紹介するときは、「金融機関で13年間に2000件の貸付を実施(=経験の数字化)」「安定した資金繰り(=顧客メリット)」の2点は忘れずに話すようにしています。

書き言葉なら、+αの情報を

もちろん仕事を続けてきたなかで編み出したオリジナルの手法があればわかりやすくネーミングして入れたり、さらに文字数に余裕があれば顧客の声を入れるのもいいでしょう。資金調達セミナー講師としての私のチラシプロフィールには「豊かな経験から生まれた独自の『共感創出メソッド』で金融機関を味方につけ」「セミナーは『事例が豊富』『すぐに使えるテクニックが多い』と好評」などと入れています。

【著作一覧】

◆ 士業のための「生き残り」経営術(角川フォレスタ)

  http://www.npc.bz/book4/

◆ 依頼の絶えないコンサル・士業の仕事につながる人脈術(同文舘出版)

  http://www.npc.bz/book3/

◆ 90日で商工会議所からよばれる講師になる方法(同文舘出版)

  http://www.npc.bz/book2/90days/

◆ 銀行融資を3倍引き出す小さな会社のアピール力(同文舘出版)

  http://www.npc.bz/book1