あなたの強みは何ですか? | 商工会・商工会議所等からセミナー講師として依頼されるために

あなたの強みは何ですか?

【士業のための「生き残り」経営術 012

あなたの強みは何ですか

強みとは得意分野、差別化ポイント。「同業種の士業、またはコンサルタントと自分の一番の違い」探しは最優先課題のひとつであり、事業計画書の半分を占めるほど一番アピールすべき箇所です。しかし独立前や独立後の年数がまだ浅いときは、自分の強みはなかなか思い浮かばないかもしれません。


3つの分野から探す

ワークシートでは、大きく分けて3つの方向からあなたの強みを探していきます。①強みにしたいと希望する分野、②以前の仕事を活かした分野、③専門とは関係ない分野のそれぞれについて、じっくり時間を取って考えてみてください。各項を埋めたら、それぞれの回答を俯瞰で眺め、見込み客が多そうか、将来性がありそうか、実現性が高そうか、自分が満足して続けられそうかなどを考えながら、最終的にはひとつだけ選びます。

強みはひとつあればいい

強みが一点だと、事業計画書に整合性や説得力が出ます。また、「団塊世代の親からの相続税といえばあの税理士」「創業者の会社設立といえばあの行政書士」と人に覚えてもらいやすくなり、覚えてもらえれば仕事を紹介されやすくなります。このメリットは見逃せません。そうはいっても、ひとつに絞るのは難しい。不安です。とくに独立当初は「何でもできます」と言って仕事の受け入れ口を広げたいと考えるもの。一度エイヤッと決めてしまって後で変更してもいいし、様子を見ながら半年ほどかけて固めていくのもよいでしょう。

見つけた強みを名刺やHPでアピール

ひとつに決めたら、名刺やHP、ブログなどに載せたり、人と出会ったときに「○○が得意です」と言い添えましょう。「経験が浅くて…」「自信がなくて…」という気持ち、よくわかります。が、意外と「言った者勝ち」でもあるのです。あなたが本当にその分野が得意かどうか、誰もいちいち検証したりしないからです。さあ、胸を張ってアピールしていきましょう。重ねて強調することになりますが、「あ、ちょっと実態と違うかも」と思ったら、いつでも変更すればよいのです。誰の仕事でもなく、あなたの仕事なのですから。

【著作一覧】

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◆ 依頼の絶えないコンサル・士業の仕事につながる人脈術(同文舘出版)

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◆ 90日で商工会議所からよばれる講師になる方法(同文舘出版)

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◆ 銀行融資を3倍引き出す小さな会社のアピール力(同文舘出版)

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