手持ち資金が消えていく恐怖で「守り」の日々 ②資格、勉強、etc… | 商工会・商工会議所等からセミナー講師として依頼されるために

手持ち資金が消えていく恐怖で「守り」の日々 ②資格、勉強、etc…


 「手持ち資金で生きながらえる」方式を採った私は、資格取得やスキルアップ費用も惜しんで失敗続き。ここに恥を忍んで公開します。賢明なみなさんは、どうか私の轍を踏まないでください。いえ、どの経験にも無駄はなかったと今なら言えます。でも手持ち資金が消えていくあのプレッシャーをもし味わわずに済むなら、その方がずっといいのです。

 

我流の勉強で資格試験は不合格続き

開業当初、経営コンサルタントとしてはほとんど意味をなさない「ファイナンシャルプランナー3級」(FPは優れた資格ですが、3級ではフリーランスとして甚だ心もとない…)、情報処理系で現在はもう存在しない「初級アドミニストレータ」くらいしか持っていませんでした。そこで独立してから中小企業診断士や社会保険労務士に挑戦しましたが、資金がないのでスクールに行けず独学。もちろん不合格の嵐です。効率の悪い試験勉強でした(中小企業診断士資格を取得したのは2009年、独立から7年目のことです)。

 

高品質なセミナーに行けない

 自分のスキルアップのためのセミナーも、安価なものばかりに通っていました。しかしこれも異業種交流会と同様で、参加費の高低によって内容はもちろん、そこで出会う人もまた違ってくるのです。安価で高品質なセミナー、あるいはその逆も数多くありますが、経験不足の当時の私には品質をチラシなどで事前に見極める目がありませんでした。

 

「HPは不要」と強がった

2002年当時、士業を営む友人たちから「HPは必須」とアドバイスされていたのに制作費用が惜しく、「別の方法で(もちろん具体案なし)集客するから自分には不要」と突っ張っていました。もちろん名刺も最安値で印刷したもの、チラシは手作りです。

 

不本意な仕事を請けてしまった

 第2章でもお話ししますが、「やりたい仕事」と「やりたくない仕事」の線引きができず、目の前の報酬につられて意に沿わぬ仕事を請けたことが何度かあります。