先日の結果が思わしくなく、私なりにいろいろ検証しました。前々から、前回と大きく回復しただけにショックの結果でした。特に体調の変化はないですが先月と比べると寒い毎日で服を着こんでいたのと、インフルエンザのワクチンを1/5に打ったこと以外は特に気になるところはなくまさか、過去ワーストの結果とは意外でした。
先日の結果が悪かったのは水分不足が原因ではないでしょうか?理由としては冬場になると、いろいろな諸事情もあり、水分の取る量が減ります。今回の下記の参考リンクの資料を見るとあらためて、水分の重要性を感じました。来月の検査に向けて努力していきたいと思います。
正直、私の現状では薬の必要性は感じます。ドクターから言われた「脳梗塞や心筋梗塞などなると障害が残る可能性がある」との言葉が印象的でした。ただ、薬を飲むのはなるべく先にしたいとの私の気持ちはありますが、そろそろ次のステージも視野にいれる必要性を感じます・・・
◆水分不足で起こる“相対的赤血球増多症”
血液は、赤血球・白血球・血小板 (けっしょうばん) などの有形成分と、血漿 (けっしょう) と呼ばれる液体成分から成り (図1)、全身の血管の中を循環して酸素や栄養分を体のすみずみまで運ぶなど、私達の体にとって無くてはならない働きをしています。血液全体に占める有形成分の割合 (ヘマトクリット値といいます) は男性で 40~50 %、女性で 35~45 %程度ですが、水分不足によって液体成分の血漿が少なくなると血液は濃縮された状態になり、有形成分の割合が相対的に高くなります (図2)。有形成分の中では、赤血球が白血球や血小板に比べて圧倒的に多いため、臨床的にこの状態は"相対的赤血球増多症"と呼ばれています。この時、血漿に溶けている様々な物質の濃度も高くなりますので、有形成分の相対的な増加とも併せて血液の粘度が高くなり、血液が細い血管に詰まって脳梗塞や心筋梗塞を起こしやすくなります。
◆食事以外に必要な 800~1300 mlの水分補給
日本の気候で一般の人が必要とする水分量は一日約2,000~2,500 mlで、その内約 300 mlが体の中で生成され、約 900 mlが3度の食事で供給されるとされています。残り800~1,300 mlの水分補給が必要ということになりますが、食事がきちんとできていない場合には、その分を増やさなければなりませんし、発汗量や不感蒸泄の多くなる夏は冬に比べて補給量を多くしなければなりません。また、たとえ一日の水分補給量が足りていても、食事と食事の間隔が長くなったり、飲まず食わずで仕事を続けているといった場合には、一時的に水分不足の状態が生じることになりますから、意識して水分を補給することが肝要です。
◆水分補給で改善される相対的赤血球増多症
臨床的に赤血球増多症を疑って精密検査が必要とされるのは、ヘマトクリット値で男性 55% 以上 (女性 47%以上)、もしくは赤血球数 600万/μ1以上 (550万/μl以上)、血色素量 18 g/dl 以上 (16g /dl以上) の時などです。本学の教職員の中にも、微少な脳梗塞の既往があって保健管理センター「からだの健康相談」を利用され、原因として相対的赤血球増多症を指摘された方がありました。この方の場合、職場と家庭の両方に麦茶の入ったポットを置かれて積極的な水分補給 (一日1,500 ml以上) に取り組まれた結果、相対的赤血球増多症の改善を見ましたが、一般的に水分を補給することは脳梗塞や心筋梗塞をはじめとするさまざまな健康トラブルを防ぐのにとても大切なことなのです。アルコールやカフェインの多い飲料 (コーヒー、紅茶、緑茶、ウーロン茶など) は利尿効果が強いためほどほどに・・・ノンアルコール、ノンカフェインの飲料 (水、麦茶など) がお勧めです。