医療.介護現場ではで使える心理学 | リハビリNEXTのブログ

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リハビリテーション、特に作業療法や地域リハビリについての感じたことや自身の勉強も含めたアップデートを行っていこうと思います。

❶スティグ❷名詞化❸コップの水理論❹リフレーム

介護の現場では、必ず自分の苦手な人や、どう対応していいかわからない人がいると思います。
だからといって、あの人は難事例だ!とか何をやっても難しい!とか考えてはいませんか?
これは心理学ではスティグマや名詞化という言葉に置き換えられると思います。
スティグマとは偏った偏見で考えてしまうこと、名詞化とは1人1人違った人だし、特徴だし、対応があるにもかかわらず、困難事例だ!と名詞に置き換えられてしまうことです。
○○さんだから無理、認知症だから無理と思わずに個別できるに整理することが大事です。
ここで使えるのがリフレームという考え方です。
リフレームとは、物事をある枠組みから外して、違った角度から見ることです。
たとえばコップに水が半分入っている現象を見て、ある方は「半分しか入っていない」と見る方もいれば、同じコップを見ても「半分も入っている」とプラスの方を見る方もいます。これをコップの水理論と言います。
リフレームで利用者さんを見た時、できないことや問題点ではなく、できることは何なのか?
それを活かすことができないか?と考えると以外と上手く行くことがあります。まずは名詞化を壊し、誰が?どんな状況で困っている?そしてリフレームすると?と一つ一つ整理するといいですね。