この背景には、高齢化により介護保険の対象者が増えて国としての普段が増えており、今後は国からの支援(つまり公助)に頼らなく、自分たちで自身の健康やお互いの生活を支え合って行かないといけない(つまり自助や互助)時代になってくるかもしれないとう所がある。
自身は介護予防事業をいくつかの市町村と連携して行っているが、地域にでて体操教室の支援をしてる作業療法士をあまり見かけない。
(そもそも、どの医療職もまだ地域にでてこない)
「体操教室の支援なんて作業療法士の仕事ではない」自分も5年前はそう思っていた。
しかし、実際に、地域にでてその考えは、相当改めてさせられた。
なぜなら、地域には作業をする場が減ってしまっているからだ。老人クラブの解散や地域住民との関係性の希薄化など、「繋がり」が減ってきているのだ。
そんな中で、作業療法士は体操と言う手段を通して、地域の方々を集めて体操を指導する。(住民が歩いて通える距離につくる)すると最初は体操目的で集まってきた方々が、体操よりも繋がりという目的を求めて集まってくる様になるのだ。
実際、自身が行った研究でも、身体機能は3ヶ月で向上したのはもちろん。社会交流の向上が認められ、格チームにリーダーが生まれ、ネットワークが再構築されていった。
そこで作業療法士は、体操に追加して、集団が望む作業(旅行、カラオケ、卓球、お茶会)などを提案する。すると、数ヶ月後にはサロンに発展し、
体操はオマケになって行くのである。
病院から退院しても、閉じこもりになってしまったり、やりたい作業をやる相手がいないことも多い。一人だと作業は続かないものもある。
マズローの欲求5段階説でも言われる様に集団は必要なのである。
地域リハビリテーションの中で作業療法士は作業をする場(環境)を構築するという使命があると考え日々悩みながら活動している。