2021年4月30日、JR西日本は純損益が2332億円の赤字であると発表しました。(ちなみに前年は893億円の黒字)

これは、国鉄(国営鉄道)から民営化した1987年以降で過去最大の赤字です。

新型コロナウイルスの蔓延による利用者の激減が主な原因とのこと。

 

今後の公共交通機関の在り方が問われる事態となりました。これはコロナ禍の一過性のものか、はたしてその範疇で済ませていいものなのか・・・。

島国日本が大きな節目に来ていることは、アンテナの高いインテリジェンスな方たちは、みな薄々気付いています。

しかしながら、国の動きは遅い。急行ならぬ鈍行です。

 

島国の良さを最大限発揮できる交通規制の改革、移動手段の規制緩和は今まさに必要なわけです。新型コロナウィルスで、大規模な交通手段、例えば飛行機、電車、バスなどは感染リスクを軽減するために敬遠されがちです。

当然、民間機関ですので、乗客数が少なければ、赤字となり、乗客数がゼロになれば廃線、倒産です。

まさに資本主義の合理性が裏目に出る瞬間です。

 

となったときに、自動車のような中規模な移動手段だけではなく、新しい移動手段が求められます。いまだからこそ規制緩和するべきモビリティを考察します。