パニック持ちにとっては、

どんな状況であれ症状が出るのが厄介なのです。

それが、例え好き場所だったり、好きな時間であったとしても‥‥


私には娘と一緒にKing & Princeをかれこれ5年ほど推しています。

人生で今まで熱烈な推しのいない私にとって

その瞬間は彗星の如く訪れました。

この感動を知ったとき、なぜ私の青春に推しがいなかったのかが悔やまれますし、

周りの友達がわーきゃー言っていた気持ちが今なら手を握り合いほどわかる。


音楽を聞いたり本を読んだり、テレビを観たり、楽しんでいましたが、一番大事なイベントは、そう、ライブです。


めちゃくちゃ会いたいけど、

どんな感じかもわからないところに行くのが怖い!

音響、人の多さ、光、それがどう影響を及ぼすのかわからないですからね。


最初はドームツアーだったので、人の多さにめちゃくちゃ緊張することが予想されるし、席が真ん中の方だったら嫌だなーとか不安要素はキリがない💧

子ども2人も連れて行ったのですが、ちなみに、私は子どもがいるとそちらに気が少し回るので、パニックの観点からすると楽なのです。

普通は1人で行きたいって思うのかな^_^


推しに会えるドキドキと体調持つかなのドキドキは本当半端なく、開演前、2時間半耐えれるかなと思ってました。

具合わるくなったらどうしようとか。開演十分前など、マイナス思考のピークだし、長く感じるし。


でも、登場の時は一瞬何もかも忘れてきゃー💓となり、その世界観へ浸れました!


でも、すぐに陶酔している私を乗り越えて、パニック分析する冷静な自分が現れて、あーなんか光がすごいなーペンライトの数がクラクラ😵‍💫するなー音が響くなーとか色んな不安要素を探しては頭にどんどん放り込んでくる。

そしたら、もう、全然その世界に入り込めなくて、手と足が冷たくなったりしてました。

倒れたらどうしようとか、倒れたことはないのに、どんどんその思考が湧いてくる。


その時は呼吸法にも気づいてない時だったので、とにかく気を紛らし、過ごしました。早く終わってほしいような、推しとの時間を大切にしたいような。

なんでこんな気持ち抱えないけないのか、悲しくもなりました。大好きな推しなのに。。。


パニック障害って本当いつ起こるかわからないし、起こったらっていう気持ちにいつも晒されてる。

これ、本当疲弊します。人の10倍は神経すり減らすので。

こうなったらこうなってしまう、こんなことが起こるんじゃないかという認知のゆがみってだけなんだけど、

それがとても複雑に思えて、治る気がしない。これはこれからの長い人生一生一緒なのだなーとか、

そうなってる時が1番暗闇ですよね。


でも、とりあえず必死にドームツアーを終え、ドームの人の多さを乗り越えたので、疲れたけど行けた!という、達成感も疲弊の気持ちの中のどこかにありました。

その後、一年に一度の割合でアリーナツアー2回参戦。頭ぼーっとなったり、なんか、血の気引きそうな時もありつつ、結果なんだかんだちゃんと最後までいれるし、終わったあとは不安消えてるので、結構元気になったりするんですよね。


そして今年も久しぶりに行きましたが初めて心から楽しめました!世界観に入り彼らの歌やダンスに感動しました。

あー!わー!少しずつやけど、私出来てるじゃないか。

気づいたら自分の進んだ牛歩のような歩みがちゃんと道になっていると実感した今回でした。

そして、推しのパワーはほんとにバカに出来ません。