PISA 国際学力調査、「考える力」「生きる力」 | NexTidEvolution

PISA 国際学力調査、「考える力」「生きる力」

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先日新聞各紙一面に、OECD加盟国の国際学力調査の
結果の関連記事が露出した。

各紙とも前回調査と比較した、日本の15歳の
学力改善を謳い、アジア勢の台頭を語る。
今回調査は「読解力」を重点調査対象としたそうだ。

実に面白いのが、日本より上位に
登場する各国が、
我が家の子供達が通うニュージーランドの
田舎の公立中学校に留学に来ている
留学生の構成比にほぼ比例している点だ。
(ちなみに学校にいる日本人はウチの子達だけです。
どこも公立の中学校には15-19カ国の留学生が
います。)

授業の内容は、、、といえば
日本とは比較にならないほどゆるゆる。
おそらく指導要綱のようなものは、あってないに等しい。
なにより大切な要素を
「クリエイティビティ=創造力」と明確に
言い切り、その才能を見つけては
表現の場をどんどん提供している。
多国籍が混ざり合う学校というコミュニティで、
子供達は異なる価値観と、時に対峙しながら、
自らの意思の伝達と表現に無心する。

根底に流れているのは、「子供は将来的地球的な資産である」
という学校や大人達の意識と、「弱きを助け、強きに挑む」
という子供達のチャレンジスピリットのような気がする。

またアジア勢の留学意欲が旺盛な理由は実に明確。
幼少期の留学経験が、後の進学・就職に大きく寄与し、
そこで得る給与所得が自身・家族・一族郎党・村全体の
経済的発展に直結しているのである。
「外資に入れば自国企業の給与体系の何倍もの財貨を得る」
ということが明確で、まさに決死の覚悟で留学に
送り出している節もみうけられる。
(また一方で、息子の中国人の友人は、
かの国の有名な政府高官の子息だったりする)

一部の新聞で、この調査結果と「考える力」の醸成を
関連付けた記述があった。
現状の日本の教育体系をベースに、改善という発想で
それを向上させるのには
おそらく数十年を要する気がする。
というか無理なんじゃないかと思う。
切羽詰まった動機が国民に浸透するまでは。
数十年後の未来を担う日本人としての「考える力」と、
「生きる力」を醸成するには、
いまから「外でもまれる」ことが、
以外に近道なのではないかと思う。
なぜなら、「考える力」を習得するには、
「自分一人で考えざるを得ない境遇」に遭遇せずして
その入り口に立てない。また「生きる力」は「考える力」を駆使し、
答えなき答えを自ら見つけ出した時に宿るのだ。

思い通りにいかない境遇。
さまざまな不条理。
それを乗り越え、時に回避する方法論。
意思の主張。
思いやり。
他と共生する喜び。

我が家の子供達の場合、小学校から中学校までの
海外での学校生活で、そういうことを
たくさん学ばせていただいた。
いわゆる偏差値的学力自体はなんとも言えないが、
「考える力」「生きる力」を
彼らは確実に習得したように見える。
(親ばかです)

ちなみに「読解力」において
ニュージーランドの順位は日本の上でした。