今日は大谷翔平の登板試合。好投で2勝目を記録しました。
やっぱり彼は持っているものが違います。もう4番でエースで使ってみてもいいんじゃないかな・・・?とぐらい思わせてくれます。

さて、本題。日ハム先発が酷い理由。

今日は勝利したのですが、なぜ日ハムで先発が育たないか。その理由の全てを凝縮した試合でした。

7回表、大谷翔平は連打と1つの四球で無死満塁の大ピンチを招きます。スコアは4-0で日ハム。
1つの四球というのは楽天桝田の11球に及ぶ粘りの末に勝ち取った四球です。
満塁の後、代打で今シーズン4割近いアベレージを残している嶋選手が代打で送られます。
ここでも嶋選手は大いに粘ります。きわどい球でもカット、カット。結果9球粘って最後は外角低めに逃げるスライダーに三振を喫します。

よし、これでいける!と私は思いました。少なくとも7回は責任を持って投げ抜いて!と思ったのもつかの間・・・。

・サインミスによるパスボールで1失点
・内野ゴロで1失点、ただしショート大引の悪送球でアウト取れず。

この二つの事件が起こります。

パスボールの件に関しては大谷の未完成ぶりが出たのかな?と思っています。強打者の嶋を三振に打ち取ってそこで油断が生じてしまった。大野捕手も投球前にタイムを取りましたが、そこで大変な意思疎通の齟齬が産まれてしまったのだろうと思います。大野・大谷両方に喝!

内野ゴロは1点は仕方のないコースでした。大引の悪送球に喝!

さて、ここで大谷は降板をしました。その後は宮西投手が後続をピシャリと抑えました。

ここで降板することは正解だったのでしょうか?勝利したので結果オーライですが、私にはそうは思えません。

まず、大谷には後半イニングで悪い流れの中でリードを守りきるという経験を積んでほしかった。7回まで無失点でいけることというのはあまりない事ですので、貴重な経験が出来るはずでした。しかもエラー絡み。真価が問われる場面でした。

大谷に望むのはエースとしての成長です。その為にはここで逆転を許しても続投させるべきだったと思います。見ての通り大谷の修正能力は神がかっています。ここでしのぎきれば、今シーズン中にエースとして覚醒することも十分に考えられました。

後半で疲れている。それでも抑える、という引出しを作る糧にして欲しかったというのが、私の切実なる思いでした。

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さて、本旨のなぜ日ハムの先発は酷いか。

それは、「ピンチをしのぐ経験をさせていない」という言葉に尽きます。
ちょっとでも崩れたらあっという間に交代。悪いなりに修正をさせるということをやっていないのです。その癖全然心の準備が出来ていない先発を送り込んで炎上→トラウマを作る・・・。

これでは勝負に必要な、「土壇場での強いメンタル」は育ちません。
一方中継ぎ抑えは強いです。それはピンチを常にしのがされているから。ピンチに対するメンタル対処が出来ているのです。

日ハムの先発を復活させるには、最低6回5失点までは投げさせるぐらいの荒療治が必要に思えます。その結果最下位でも仕方ないです。今のままではどうせBクラス、最下位が見えています。

どうせ同じ最下位なら選手、特に先発投手を一生懸命育成する。
それが今のチームに求められる開き直りのように思えます。

(了)
日本ハム先発・・・二本柱・・・。

【34 吉川 光夫】 ※エース
3/28  5回2/3  被安打7  四死球4  投球数107  失点3
4/4   5回2/3  被安打10 四死球2  投球数125  失点5
4/11  8回    被安打8  四死球2  投球数118   失点5
4/18  3回1/3  被安打5  四死球7  投球数106  失点5

【38 武田 勝】 ※準エース
3/30  4回1/3  被安打6  被本塁打1  四死球2  失点4
4/6   5回    被安打4  被本塁打3  四死球2  失点5
4/19  3回     被安打7  被本塁打1  四死球2  失点6

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この二名が先発の柱として今シーズン期待されていたことに寒気すら覚える展開です。
これ以上大事な試合でこの二人を起用するとすれば今シーズンはもう終戦。6位決定です。

日本ハムの編成は以前まで「上手」というイメージがあったようですが、私にはとても
そう思えません。

そもそもいくら復調をかける、といって今後一試合作ったとしてもそれはもう「偶然」と言えるレベルの話じゃないですか。

特に吉川選手が投げている日の野手のテンションはひどい。全く信頼していないし、起用することにすら疑問を感じてるような表情。

謎起用が栗山体制に入ってから多すぎです。
日ハム本体から何か横やりが入りすぎているのでしょうか。

このチームには聖域と呼ばれる人々が結構存在しています。
ざっとあげてみましょう。

名誉聖域  武田久
球界屈指の劇場型抑え。最盛期は伸びあがるようなストレートが魅力だったが、今となってはおじぎするストレート。相手の打ち損じとかでラッキーアウトを取るイメージしかない。

聖域第1位 吉川光夫
四球王子。与死川と揶揄されるほどの制球の定まらなさ。毎回投球数は30球はあたりまえ。あまりの球のばらつきに自チームのリズムはおろか、相手チームの打ち気すら萎えさせるコントロール。2012年はよくあるまぐれというやつか。

聖域第2位 ミランダ ←New!
鳴り物入りの新外国人(打率0.181)。日々5番で三振の山を築く(OPS0.570)
新加入選手なのでここに入れることはためらわれたが、やむなく入れてみた。
選球眼がよく、いいところにバットが出る・・・らしいが、私がどう贔屓目に見ても選球眼が
良いとは思えない。変化球にさくっ、とろっ、ぐるっという感じ。変化する軌道に合わせる力が
ない。バットを振ったところにたまたまボールが来たらヒットになりました、という感じ。

聖域第3位 武田勝
去年からがっくり悪くなってしまった。もともと持っている球の威力は高校生でもけっこういるんじゃないか?レベルだったものを投球術でカバーしていた投手。だがその投球術も影をひそめてしまった。このズレは修正出来なきゃ引退レベルですなぁ・・・。

聖域第4位 1番 陽岱鋼
活躍しているので聖域に入れるのは違和感がある気がするが、ここでは1番に適性があるのか?ということ。打率が.280ぐらいで、パンチ力があって、三振くるっくるで、フォアボールはあまり選べないフリースインガー。どう考えても3番あたりで出塁して足でかき乱しながら中田のバッティングを援護する方が向いていると思うのです。積極的に振るので初級ポップフライというのも1番としては頂けないですな・・・。

聖域第5位 斉藤祐樹
なぜ、先発にこだわらせるのかよくわかりません。敗戦処理とかで、まずは経験を積ませるべき投手ではないでしょうか。球に威力がない以上投球術で生きなければいけない投手なので、一番大切なのは実戦経験です。先発で炎上ノックアウトは何の経験値にもならない気がします。あとは、決定的に自信を失ってしまっていることが問題だと思います。

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とにかく、なんでここで!!というような采配の多い事。
周りの選手の表情がくもるので、つまりはそういうことなんでしょう(陽選手除く)

本当の癌はフロントなのかなぁ・・・。

ほんとかね?
確かにいよいよ生きづらい世の中にはなってきてるよね。

でもそれは今までの枠組みの中で生きることを考えた場合でしょう。
サラリーマンになって年収1000万あればとりあえず勝ち組。

本当にそう?

1000万円じゃ、子供3人、私立大学に行かせようものなら赤貧状態ですよ。
お金はあったらあっただけ羽を生やして飛んでいくから、悲しいもんです。

お金は道具。使い方を知らなければ幸せの為にはなりません。

とは言っても働くしかないんですが。

昔どこかの記事で、自力で生きていけない人を国や政府は助けるべきではないという割合のアンケートを取っていたんですね。

日本は38%の人が弱者は切り捨て御免という考えのようです。
どこの悪鬼羅刹の国に成り果ててしまったのでしょうか。

この38%という数字は民主主義においては国の主流となってしまう割合です。
弱者切り捨て御免は、いつしか弱者の反乱になるのでしょう。歴史はそうなってきました。

人は一人で生きるに非ず。核家族化で家族の形が変容しすぎて、こんな古来からの真理に気が付く力すら日本人は失いつつあるようです。

うん、日本はヤバいのかもしれません。

あなたは苦しいとき、誰かに助けの手を差し伸べられたことはありませんか?

(了)