今や業務の効率化を図る上でパソコンやスマホは必須ですよね。

一次産業でもIT導入やDX化で生産効率を上げ、人手不足の解消に努めていますし、デジタル機器を使いこなすことで、時間の短縮にも大きく貢献できます。

 

一方で、パソコンスキルに乏しく、デジタル化について行けずに、アナログや手作業より作業効率が低下し、生産性を下げている人もいます。

 

僕は現在WEBデザインを習得するオンラインパソコンスクールで就職支援を担当しているのですが、そこではIllustrator、Photoshop、HTMLなどを学んですが、これらは初心者からしたら

少し難易度が高いかもしれませんが、そもそもパソコンが使えない人が結構多いことに驚いています。

 

20代前半の人達は、パソコンというよりスマホやタブレットに慣れ親しんだ世代なので、パソコンを使えなくても理解できますが、

一方で、20代半ば以上の方はパソコンには触れてきたばかりだと思っていました。

パソコンの使用頻度は職種により多い少ないあるでしょうが、学校でパソコンの授業を受けてきたり、最低でも日報だったり、報告書だったり、タイムカードだったりと、入力業務でパソコンに触れてきたことはあるでしょう。

でも、オンラインでパソコンスキルの習得を目指している人たちでも、あまりITリテラシーが高くない人達もいます。

 

僕が求職者と面談する際は当然オンラインです。そのオンライン面談の予約には、予約調整アプリを使って求職者に予約をお願いしています。

予約が確定したら、直後に面談日時とZOOMのURLがリマインドされ、毎回ZOOMのURLは異なるのですが、毎回、同じURLに入室して、「ZOOMに入れません」とか、「URLが見当たりません」などと問い合わせをしてくる人がいます。

受講生の中に、一定数はITリテラシーの低い方がいることも認識しているので、極力、その人達にもわかりやすいように、予約手順や予約後の対応、面談当日の入室手順なども細かくメールで送っていますが、ご理解頂けない方もいるんですよね。

僕が就職支援を担当しているオンラインスクールでパソコンスキルを学んでいる人の多くが在宅ワークを希望されているので、やはりある程度のITリテラシーは持ち合わせて欲しいところです。

 

受講生達が在宅ワークを希望される理由の多くは、育児や家事、介護なのですが、その中の理由の一つが通勤時間を無くし、その時間を有効に使いたいとの理由なんです。

確かに通勤時間の短縮や削除は、長い職業人生において大きな時間の確保につながります。

 

 

僕は今年の3月まで4年間、片道2時間をかけて、とある公的機関での就職支援を担当していたのですが、その施設はコロナ禍ですらオンラインでの業務ができなかったので、週に数日は通っていました。

改めて振り返ると、4年間でどれだけの時間をロスしたかと考えると、恐ろしくなります。

なので、今春以降オンラインでの業務比率が高くなったことで、余計にIT化やDX化の便利さに感謝するようになり、もっとデジタル機器を活用できるようになり、時間を有効に使わないといけないなぁと痛感しています。

 

人生において、余白や余裕は必要ですが、無駄な時間は極力減らして、その時間を他のことに使いたいと改めて思いました。