JR山手線で乗客のモバイルバッテリーが発火、リュックが燃える・・ | 【ほぼ月刊】朱美のトランス雑記帳2019

【ほぼ月刊】朱美のトランス雑記帳2019

京都在住のMTFトランスジェンダー・あけみが、気まぐれにお送りする戯言集。(コメントは受け付けておりません)

★今のスマホはほとんどのものがバッテリーの取り外し(交換)ができず、長時間使用の場合やバッテリーが劣化した場合に、モバイルバッテリーによる給電が必須なので、電車の中やファーストフード店では、モバイルバッテリーのつながったスマホをよく、見かけるのですが・・。

Yahoo!ニュース・IT/科学(9/13)
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170913-00000071-it_nlab-sci

これまでにも、モバイルバッテリーの発火事故はいろいろ伝えられています。ただ今回の場合は、リュックサックに入れて運搬中に発火したのと、ユーザーの男性が『秋葉原で安いものを買った』(記事本文より)ということで、結構身近で深刻な問題です。

現在、リチウムイオン電池については日本でもPSEマーク認証の対象になっており、実際にマークの付いた製品も多数、出回っていますが、マークが付いているから絶対安全というわけではありませんし(一応、目安にはなる)、記事にあったような安い海外製品も多数出回っていて、何を基準に選べばいいのかが難しいのです。

先のPSEマークや、記事にあったMCPC認証ロゴが付いた有名メーカーの製品で、なおかつ製品のパッケージに、「過電流・過充電・温度保護・過放電防止」など、保護回路を内蔵していると明記されているものなら、一応安心であると判断できます。

また国内メーカー品では「生産物賠償責任保険(PL保険)付き」と明記してあれば、何か事故が起こっても、補償が受けられるかもしれないです。今後は、メーカー各社である程度統一した安全基準作りと、わかりやすい表示が望まれます。

最後に、モバイルバッテリーの異常な状態の見つけ方について書いておきます。もし、使用中に下記のような症状に気づいたら、使用を中止し(充電中は電源アダプターを抜く)、新しい製品への買い替えをご検討ください。

●使用中または充電中に、手で触れないほど熱くなる(人肌程度の発熱なら正常です)。
●煙や、焦げたようなにおいが出る。
●使用できる時間が購入時と比べて半分以下になった(バッテリーの寿命です)。
●空の状態から充電しても、充電が購入時と比べて早く終了する、またはいつまでも終了しない。
(充電が説明書記載の時間に終わらない場合は、電源アダプターを外して充電を止めてください)

●表示ランプやスイッチの動作がおかしい。
●USBジャックの接触が安定しない(充電ケーブルを動かすと充電や給電が止まる)
●モバイルバッテリーを振ると、中からカラカラと音がする、または内容物(電池)がゴトゴトと動く。
(ネジ等、導電性のものが外れた場合は内部でショートして火災を起こす可能性があります。)

●床などに落として本体が変形したり、割れたりした。
●本体が膨れてきた(バッテリーの寿命です)
●トイレや洗面所での水没、また雨天時の使用などで水濡れした。