それまでやっていた放送局が放送終了するとか、周波数を変更することはそう頻繁にあることではない(コミュニティFMでは結構、新設や廃局はあるみたいだが)。地デジの時もそうだったが、問題はそれをどうやって多くの視聴者に伝えて行くか。

ネットや、テレビのデータ放送などが使える層なら、問題はまだ少ない。しかし、今回のラジオの主要ユーザーは高齢者と思われ、2月に京都の621KHzが突然消えて、何も知らない人が「聞こえなくなった!」とびっくりして、NHK京都に電話が殺到するような気が。(ちなみに、実家のあけみ親にはきのう、連絡しておいた^^;)一部の時間とはいえ、放送を中断して告知を流すのはどうかと思うが、ラジオしかない・聞かない層にはこれしかないのかなぁ(笑)
ところで・・その告知でも流していたのだが、カーラジオやチャンネルプリセット式のラジオ(一部のポケットラジオやラジカセ、ミニコンポなど)は、今回の停波でプリセットの再設定が必要になる。(ダイヤル式のラジオは、少し上で聞こえる大阪局にダイヤルを合わせればいいので、簡単なのだが)
基本的には、ラジオやミニコンポの説明書にプリセットの手順が書いてあるので、その通りに操作すればよい。NHK第一が621KHzのみ入っている人は、大阪の666KHzに変更。621と666の両方入っている人は、621のみを消せばよい。
機種によって細かな方法は異なるが、マニュアル選局で大阪の666を出して、メモリーボタンを押してから希望の選局ボタンを押す(またはアップ/ダウンキー等でポジションを選んで)か、希望のボタンを押して再度メモリーボタンを押す・・という機種が多い。この時、今入っているボタンに上書きすると「変更」になる。「削除」の場合の手順は機種によってかなり違うので、説明書を見るか、メーカーのサポートセンターで確認してほしい。

↑デジタルチューニング式ポケットラジオの一例。このラジオでプリセット2番をNHK大阪666KHzに変えるには、アップダウンキーで666KHzを選局、メモリーボタンを押し、メモリーセレクトを数回押して2番を選び、再度メモリーボタンを押して上書きする。細かい操作は機種によって異なるので、説明書を参照されたし。
今、機械式プリセットの古いカーラジオを使っている人はいないと思うが、古いクルマでもしついているという人は、希望のプッシュボタンを「前に引っ張って」、選局つまみで666KHzを選び、ボタンを「奥まで押し込む」とセットされる。ご参考まで。