あけみさんは三条大橋から木屋町高瀬川を越えて、河原町三条に向かっていた。すると、明治屋三条ストアの反対側に「緑茶Cafe」というお店があるのだが、そこの看板の上に猫が座っているのを発見。これは、撮影せずにはいられないので、早速止まってデジカメを取り出した。

↑猫がいなければ、そのまま気づかずに通り過ぎてしまいそうなお店だが・・場所は、河原町三条から東にちょっと入ったところ、明治屋の向かい2軒ほど東側。

猫は、書類の挟まれた灰色のクリップボードの上に鎮座していて、ピンクのコサージュがついた首輪とリードを装着。さらに首輪には携帯ストラップと思われる飾り物までついている。看板の上に猫がのぼるのは、別に珍しくもないのだけど、書類の入ったクリップボードは、誰かが置かなければ出てくるはずがなく。何かの目的で人間が猫をセットアップしたに違いない。
突然の猫の登場に、お店の周りは騒然としていて、ガラケータイ、ニンテンドー3DS、iPhoneほかスマホ各種、そしてわたしのようにコンパクトデジカメや、果てはデジ一眼で撮る人まで、いろんな人が猫様のお姿を撮ろうと奴の周りに寄ってくる。そのうち、オンナの人が何人か、猫を撫でようと手を伸ばしてきたのだが・・この猫は人間には全く愛想がなく、喜ぶ様子も見せずに、静かに鎮座し続ける。

↑耳がほとんどない品種だけど、なかなかのキレイ系でしょ??

↑「もおぅ、頼むからもう少し静かにしておいてくれないかなぁ・・」

わたしもバシバシ撮りまくって、そろそろ撤収しようかと思った時、猫を遠くから見守っていたスーツ姿のオジサンを発見。このオジサン、どこかでみたような気がするので部屋に帰ってから過去の写真アーカイブを調べていると、去年の5月19日に新京極六角公園・Olive京都本店の前で、同じように猫が展示(?)されていた時にもいた模様。猫の姿も、その時のものと非常に似ているので、このお店または商店街が何かの調査目的で猫を置いた可能性が高い??