ボクシング比嘉選手の防衛戦前日計量で比嘉選手の計量オーバーにより王座剥奪となりました。3月の山中さんの試合に続き後味の悪い結果です。
私が思うに 比嘉選手の所属ジムのトップの具志堅さんの考えに周囲の誰も意見できない状態なのが今回の失態を招いたと思っています。
比嘉選手は2月の試合以前から現在の階級に合わせるのは辛そうでしたし公言もしていました。ただそれがやればできる範囲なのかどうかまでは聞いている側にはわかりませんでした。
2月の試合後のリングで具志堅さんは比嘉選手を今後も数試合は現状の階級でやらせる方向だと発言していて、その横で聞いていた比嘉選手本人は私にはいささか納得しかねているように見えていましたし、TVで見られるようになってからの比嘉選手を見てきた私の感覚でも階級は早々に上げなければどうにもならなそうに見えていました。
ただ、具志堅さんと比嘉選手の師匠と弟子の関係が、日頃から師匠は絶対で弟子はそこについていく形であったなら2月のリング上での光景も本人たちにとってはいつもの事だったのかもしれません。
また、比嘉選手本人も具志堅さんを尊敬するあまり自分の限界を越えているかもしれない減量チャレンジをやってみよう、できると思ったのかもしれません。
今回の減量失敗、王座剥奪はある意味日本のボクシングの神である具志堅さんに選手本人も周りも誰も意見を言えなかったor意見を通せなかった結果誤った方向に進んだものと思えます。
そして具志堅さんは自身の経験を重視し過ぎて、自分の現役時代の感覚をそのまま当て嵌める事に違和感を持てず、また比嘉選手が稀に見る逸材であることも影響し可能な限り大物に仕立て上げたい気持ちが先行しすぎたのだと思います。
結果、師匠と弟子の本音は通じ会うことなく計量の日を迎え、王座剥奪。
今日の情報によれば試合は行われるそうですが私は中止してほしかったです。
正式なタイトルマッチの形ではなくなりましたが挑戦者は「勝てば」王座に就くことができます。山中さんもそうなったように、例え相手が違反して試合の体裁が崩れていようとも「勝てば」王座 というニンジンをぶら下げられれば挑戦者側としてはそうそう何度も訪れないチャンスに賭けてしまうでしょう。
だから今日試合を行うことは相手の足元を見た卑怯なやり方です。
比嘉選手には挑戦者に謝罪した上で試合を中止し、その後しかるべき処罰を受けて欲しかったです。そうなっていれば例え今回の事で比嘉選手のボクシング人生が断たれようともその後の比嘉さんを私は応援できます。
でも、今日試合が行われるとなれば、今後比嘉選手がどれだけの偉業を達成しようとも私はもう応援する気にはなれません。
井上選手と階級も近く、実力も才能もあると思っていただけにいつかこの二人は交わるのではないかと楽しみにしていた選手だけに残念でなりません。
さようなら比嘉選手。