日大アメフト部の反則タックルを犯した学生が記者会見を行いました。
次の日、当時の監督、コーチ二人も記者会見を行いました。
学生の会見は彼自身が思った事感じた事を十分整理した上で話していると感じられ、淀みはなく違和感を感じることもなく聞ける内容でした。
一方、監督コーチの会見は内容は整理されておらず、しばしば言い淀むこともあり発言内容に一貫性は感じられず、挙げ句の果てには二人が何を説明したかったのかさえわからないような会見でした。
後々明らかにはなるでしょうがもう既に事実がどうだったかはほぼ確定でしょう。
両者の会見を受けて現役の日大アメフト部員も声明を出すことが決まったようです。
今回の件 加害者は当事者の学生一人と監督コーチであり被害者は関西学院大学です。
日大のその他の現役メンバーは行われる事を知っていながら見て見ぬふりをしたのでなければ加害者とは言えません。
日大はスーパーマンモス校であり今回話題になっているアメフト部などの「日本大学~部」と名乗れる部に所属できる選手は一級品の才能を秘めた人ばかりです。
日本大学は、一般の学生が気軽にスポーツを楽しむサークルがあり、その上に各学部毎にいわゆる体育会系の「日本大学~学部~部」があり、さらにその上に「日本大学~部」があるのです。
それだけの才能ある学生達が今回の件で残りの学生生活に支障を来す事態に追い込まれたのは非常に残念でなりません。
現役部員には是非、当事者、監督コーチが何を行っていたのかを明らかにする一助をするとともに、新たな一歩を踏み出す足掛かりにして欲しいと願います。学生スポーツは勝つことが最重要な訳ではありません。人生経験の一つです。
勝って得られること
勝つことで失われていくこと
負けて失うこと
負けたからこそ得られたこと
四年間これらを経験しながら社会人になる為の準備をすることこそ大事です。
社会人は勝ち続けることなどできないですし、かと言って負けても社会人を辞めることもできません。
当事者の学生のチームメイトの皆さん どんな形であれ今回の事をしっかり自身の経験として活かして下さい。
かつて日本大学の学生の一員であった私として見ても、今回の件のけじめとして一度伝統の「フェニックス」は終了させるべきだと思います。そこを避けて通る訳にはいかないでしょう。
いずれ今回ご迷惑をお掛けした様々な方々のご理解が得られたならばその時は本当の「フェニックス」として帰ってきてください。
そして、関西学院大学のアメリカンフットボール部の皆さん ご迷惑をお掛け致しました。