サッカー前日本代表監督のハリルホジッチ氏が記者会見を開きました。

不正等があったことを告発しているわけではなく、ハリルホジッチ氏が自身の腹の虫を落ち着かせるためだけの会見と見えました。

日本代表監督はボランティアではなく、しっかりとした契約を伴ったプロの監督です。
その契約を解除するにあたり書面ではなく直接会いに行って伝えた協会のやり方もおかしいとは思えません。

ハリルホジッチ氏は記者会見で語ったような事は契約解除を伝えられたその時にこそ言うべきで、その時お互い合意しているわけでしょうから後から遠路日本まで来て不満会見を開くなど前代未聞の憂さ晴らしのように見えてしまいます。

サッカーや野球などのプロ選手は交代や試合での起用法への不満を試合後たとえ個別取材であってもマスコミに話す事がよろしくないと言われるのに、監督なら公然と記者会見を開いて不満を語っても許されるというわけにはいかないでしょう。

選手でも監督でも
「判定には従う」
「仮に判定に不満があるなら許されたやり方でその場で意見する」
「決定した後は判定は覆らない」
このあたりのスポーツの常識は同じだと思うのですが。

ハリルホジッチ氏は完全に自身の意思を表明する時間と場所を間違えたように思います。
もう「試合」はとっくに終わったのです。
ハリルホジッチ氏に賛同する人がどれだけいようとも終わった試合には誰も支援も力添えもできないのです。

せめて日本のサッカーに対する意見を話す会見であったならいくらか清々しくもなったのかもしれませんが、あのような釈明じみた会見はやる必要はなかったですし、自身の身内くらいに留めておくべきだったように思います。