こんにちは。
これまで、大学院の受験資格と大学院へ行く意義についてお話しましたが、今回は『では、どこの大学院を受けたらいいのか?』というテーマで進めていきます。
これのベストな選択は、
『自分の行きたい学校・やりたい研究のできる学校』というものでしょう。
ですが、このブログでは、高卒、短大・専門卒、大学中退など、そもそも大学院を受験できるのか不安という方を大きな対象としていますので、そんな簡単な答えは求められていないと思います。
なので、そういった方への私なりの答えとして、
『なるべく希望に沿っている学校を選ぶ』といったものを提示させていただきます。
『そんなの当たり前じゃないか!』という声もあるでしょう。
ですが、受験までにいくつか障壁があった際、その当たり前という考えを維持できるでしょうか?
まず、『その他、個別に本研究科が個別に認めた者』という受験資格で大学院受験を考えている方は、各大学院に個別審査について問い合わせなければなりません。
その際、全ての大学院がいい対応をとってくれるかというと、残念ながらそうではない大学院も存在します。『断るにも、もう少しやんわりとした断り方があるだろう』とすら思うような対応のところもあるかもしれません(経験上、人間性を疑うような発言さえありました)。これが結構メンタルにダメージを与えます。
また、大学院受験は、大学受験までと違い、需要も限られることから、受験指導してくれる講師の数が少ないです。塾・予備校などの数も比べるまでもありません。ある種、個人戦といった側面が強いです。大学院受験について相談できる相手がいらっしゃらない場合、辛いと思う方もいるかもしれません。
そういったバックグラウンドにおいて、希望の大学院へ受験資格の個別審査の書類を出願するまで頑張れるか、それ以前に個別審査を受けることができるのかという問題などがあるなか、必ずしも第一希望の大学院を受験できるかは不明です。
通常、『受けても受かるかわからない』という話が、『そもそも受けれるかすらわからない』という段階の話から考える必要があるのです。
なので、『なるべく』という言葉を強調させてもらいました。
まとめると、
①やりたいテーマを決める
②そのテーマを扱っている大学院をリストアップ、優先順位を決める
③リスト順に受験資格の個別審査について問い合わせる。個別審査は行っていないと言われたり、どう考えても厳しいハードルを提示された場合、気にせずにどんどん次に問い合わせていく
といった感じで進めていけば、
仮にいい返事をいただけない学校があっても、逆にこんなに受け入れてくれる可能性のある学校もあるというようにプラスにとらえることができるのではないでしょうか。
複数の学校へ問い合わせてからでも、受験資格個別審査の書類を作成するのは間に合います。
とにかく、一か所駄目でも、別の学校へ問い合わせることを諦めないでほしいです。
『行きたいと思った学校へ個別審査について問い合わせをし、ネガティブな返答をされたら、次の学校へ頭を切り替える』くらいの心持ちでいれば、きっとあなたを受け入れてくれる学校に出会えるのではと思います。
長くなりましたのでこの辺りで締めさせていただきます。
最後まで読んで下さり、ありがとうございました。