こんにちは。
今回は以前社会人入試についてお話した続きとして、『社会人入試と一般入試の併願は現実的か』というテーマで進めていこうと思います。
ここでは基本的に文系学部入試という前提でお話を進めていきますので、大学院入試についてはご希望があればお訊ねください。
まず、社会人入試と一般入試の時期の問題から触れていきますと、
推薦やAO入試を除き、一般入試は年明けに実施されます。
それに対し、社会人入試は夏から秋にかけて実施する大学が多く、社会人入試で失敗したら一般入試にチャレンジするということが物理的には可能です。
次に試験内容について比較しますと、
社会人入試が書類審査と面接、場合により語学といったような大学が多いのに対し、
一般入試は私立の場合、語学・国語(古文、漢文もある大学が多いです)・地歴or数学といったように社会人入試と比べ、働きながら勉強するには負担が大きいのではと思います。
また、国公立の場合、一般入試ではセンター試験を含め、英数国理社とフル科目の勉強を必要とするため、仕事をしている方ですと非常に厳しいというのが率直な意見です。
よって、一般入試で大学に進学するという前提の方でしたら問題ないかと思いますが、
社会人入試で受からなければ一般入試にも挑戦するといった考えは辞めた方がいいかと思います。
負担はできる限り減らしたいと思う方は、社会人入試一本で考えてみた方がいいのではないでしょうか。
ただし、社会人入試はすべての大学で行われているわけではないので、ご自身の行きたい大学の入試形態を一度調べてみてください。