興味があった一冊…
様々な視点で勉強になる内容でした!
オススメ度…★★★★
響いた内容…
・宗教は経営であり、経営は宗教である
最も重要なこととして、両者は根底にあるものが「人」であり、「組織」あり、「信じることに向けての行動」という意味で、本質的にほぼ同じ。
・変化が激しくて先の見えない時代には、厳密な正確性よりも、「きっとこれが正しい」と信じ込ませて人を引っ張っていくことが重要になる。
・ビジョンを示して、メンバーたちに腹落ちをさせることができれば、その組織はドライブ(前進)する。
・崇高なビジョン、理念を掲げた「宗教的な企業・ベンチャー」が宗教の代わりを果たしだしているのだと理解している。
・伝統的な宗教から信者が離れているのであれば、逆に民間企業の宗教化が進むのは、ある意味では必然である。
・新しい企業にとって、一番重要なのは一般社会から「この会社は正当である」と認知されること。
・お金を稼ぐことだけを目的としている会社は、結局、お金をたいして稼げない…それ以外の社会目的が根底にあり、それをセンスメイク(腹落ち)しているからこそ、結局は長い目で見て成功してお金も手に入るわけです。
・宗教には、社会で騒動を起こすカルト宗教のような怖い部分もある。しかしそれ以上に、「人」「組織」「信じるものへの行動」という意味では共通点ばかりで、その知見を良い方向に使っていけばいいだけのはずだ。