2021年相場の論点 | MONACOへの道☆中嶋航の『想い』を語るアメブロ

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夢の実現にむけて邁進する中嶋航のブログです。2010年7月から書きはじめて10年以上の月日が経ちました。
記事内容は月日にあわせて様々ですが(笑)これからも想いや学んだこと、感じたことを記録していきます!

マネックス証券の広木隆さんの本…


昨年末に読みましたが


このGWに再度読み直し!


やはり勉強になりますね!!




オススメ度…★★★★


響いた内容…


・相場でもなんでも勝負事の「結果」は運や偶然に左右されるところが大きい。運や偶然は人の力ではどうすることもできない。しかし、「プロセス」は自分でコントロールできる。相場であればいかに考えるか、その思考のプロセス、ロジックである。だからこそ人の力で突き詰められる理論が大切なのである。


・主観的確率とは、自分がある事象が発生すると考える確率のこと。


・ギャンブルの定義

「期待値がマイナスなものにお金を賭けること」


・頭の中に「悪い」と「良くなっている」という二つの考え方を同時に持つということだ。「悪い」と「良くなっている」は両立する。「悪い」は現在の状況であり、「良くなっている」は変化の方向である。コロナ禍の経済を見る視点に欠かせない視座であろうと思う。


・菅政権の目指す国家像「自助、共助、公助」

自助…自分で頑張る、共助…地域社会等コミュニティで助け合う、公助…政府のセーフティネット


・為替レートの変動要因

①長期的要因…購買力平価

②長期・中期の要因…政策(外交、金融政策)

③中期的要因…国際収支などの資金フロー

④中期・短期の要因…金利差

⑤短期的要因…ニュース、テクニカル、投機的な動き、など


・人が犯しやすい失敗が2つ。ひとつは予測可能かもしれないことを予測しないこと。もうひとつは予測不可能なことを予測しようとすること。優先順位を間違わないようにする。


・どんなに科学が進歩しても、われわれは天災の予測ができないのと同じで、マーケットの突発的な波乱を予想できるものは少ないということ。


・ジョン・テンプルトン

「本当の強気相場は悲観の中に生まれ、懐疑の中で育ち、楽観とともに成熟し、陶酔の中に消えていく」これが相場のサイクル。テンプルトンは相場のサイクルを悲観・懐疑・楽観・陶酔と人間の心理と感情で表現している。


・相場はルールも決まっていないし相手も見えない。そんななかで先を読むのは困難だ。だか、せめて「一歩だけ先」を見る努力をしよう。投資家の心理はファンダメンタルズから、そして市場の動きから常に一歩遅れるということを肝に銘じよう。それが危機を乗り切る相場の極意である。