広木隆さんの本!
オンラインセミナーでもわかりやすく
毎週ほぼ話をきいているので
なんだか勝手に親近感を感じて(笑)
勉強になりましたよ!
オススメ度…★★★
響いた内容…
・ひとつだけ確かなことは、本業が生み出す利益が第一、ということ。教訓として、くれぐれもレバレッジの幻想に躍らされることのないようにしたいもの。
・日本版スチュワードシップ・コードは、本家イギリスのものを参考に制定された。機関投資家が投資先企業に対して働きかけることで、企業の長期的で持続的な成長を促し、経済全体の発展につなげるというのが狙いだ。いかに働きかけるか…それは「エンゲージメント(対話)」を通じて、である。「投資先企業との目的をもった対話」がエンゲージメントである。7つの原則…①受託者責任の果たし方の方針発表②利益相反の管理に関する方針発表③投資先企業のモニタリング④受託者活動強化のタイミングと方法のガイドラインの設定⑤議決権行使の方針設定と結果の開示⑥ほかの投資家との協働⑦ガイドラインの遵守状況の運用委託者への定期報告
・「形式」というものに安易に飛びつき、「本質」をおろそかにしがちであるということ
・いかに話すかより何を語るかのほうがもっと大切…というのが、そのまま機関投資家と企業の対話に当てはまる
・機関投資家も含めて日本企業は「お上」から、こうしなさい、と言われれば黙々と言われた通りに行う。そういうのは大の得意だが、自ら考えてルールをつくり、それによって自らを律し、そしてまたほかも律していくというのは不得手であろう。日本企業のサラリーマンが「プロのサラリーマン」になっていないからである。
・名映画監督、小津安二郎氏の言葉「どうでもよいことは流行に従い、重大なことは道徳に従い、芸術のことは自分に従う」
・投資の心得5箇条
1この世は不確実である。不確実の世の中で相場を張るには、
2少しでも儲かる可能性の高いときに、
3少しでも儲かる可能性の高いものに、投資を行う(賭ける)ことが肝要である。
4不確実の世の中だから絶対儲かる保証はないが
5確度の高いもの(期待値がプラスなもの)に投資(賭け)続けると(すなわち試行を多くすると)儲かる確率が高まる。
・よかれと思ってやってもうまくいかないことはある。なんとなくやって、たまたまうまくいくこともある。だけど、長い目で見れば、やっぱり、ちゃんと、真っ当に考えてやったほうが、うまくいく。