この本!
オススメ度…★★★★
響いた内容…
・「脳疲労を抑えて仕事や日常生活を積極的にうまくこなす方法」について、結論を一つ言うと、「ビジネスシーンでも生活でも、できるだけ脳が疲労の蓄積から解放されて楽でいる時間を作ること」
・ワーキングメモリとは、「作業を効率化するために、その場で必要な記憶だけを、脳のあちこちから一時的に選んで整理し、いまの思考や行動に役立てる記憶の回路」です。
・脳を若々しく保つ秘訣は脳疲労を避けること。それは「海馬」がいかに健全な状態を維持し続けているかによる。
・日常のビジネスシーンでは、100%の力で100%の成果を出そうとするより、60%ぐらいの力で70%ほどの結果を出そうとするほうが、余力がある分、脳が疲れずに翌日につなぐことができます。
・カフェインナップが有用なのは、「カフェインナップは摂取してから覚醒作用を発揮するまでに30分程の時間がかかる」ということにある。仮眠前に飲むことがポイント。
・コミュニケーションスキルの高い人ほど、「空気を読む」ことに神経をすり減らしがちで、盛り上がって楽しそうな食事会でもそのあとの疲労感が大きいようです。
・「コミュニケーションを通して他人を変えることは不可能であり、ただ疲れるだけ」ということ。長く関係を保つ必要性がある人に対しては、「こうあってほしい」などと過度な期待をせずに、お互いに疲れないように努力するほうが脳疲労を避ける点で賢明です。
・メタ認知能力を最大限に有効活用するには「心」を忘れず、信頼関係を築く。
・ストレスを受けないようにするには、目の前にいる上司や部下に適切な振る舞いをするのも自分の業務の一部であり、無理難題や面倒な仕事を振られたとしても、これも給料のうちだと割り切って対応すること。
・アンビバレンス(両価性)とは、一つの事象に対して、矛盾する、あるいは相反する感情や評価を同時に抱く精神の状態。
・上司や同僚とコミュニケーションがうまくとれなくてストレスを感じているときは、上司や同僚もまたストレスを感じています。「上司や同僚も自分と同じようにストレスを感じているはず。だからお互いさまなんだ」と認知できたら、ストレスを軽くできるもの。