老子 | MONACOへの道☆中嶋航の『想い』を語るアメブロ

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夢の実現にむけて邁進する中嶋航のブログです。2010年7月から書きはじめて10年以上の月日が経ちました。
記事内容は月日にあわせて様々ですが(笑)これからも想いや学んだこと、感じたことを記録していきます!

世界最高の人生哲学…老子…

ようやく読めました!!


色々と学べた一冊になりました!


オススメ度…★★★★

響いた内容…

・上善は水の如し…逆らわない生き方
水がないと地球上の生物は生存できない。そういう大きい働きをしていながら、水は低い所、低い所へと流れていく。低い所というのは誰でも嫌がる所だが、水はあえて人の嫌がる低い所に身を置こうとする謙虚さを持っている。柔軟性と謙虚さ。

・柔よく剛を制す…柔弱は剛強に勝つ
政治には、二つの方法があると思う。一つはゆるやかな政治、一つは厳しい政治だ。ゆるやかな政治で国民を服従させるのは、よほどの有徳者でないとむずかしい。一般には厳しい政治をしたほうがうまくいく。この二つは、たとえれば火と水のようなものだ。火は見るからに恐ろしいから、人々は怖がって近づこうとしない。だから、かえって火によって死ぬ者は少ない。ところが水の性質はいたって弱々しいので、人々は水を恐れない。そのためにかえって水によって死ぬ者がでる。ゆるやかな政治は水のようなもの、一見やさしそうだが、実は非常にむずかしい。

・知っていても、知らないふりをせよ
知の難きに非ず。知に処するは則ち難し。…とある。知ることはむずかしくない、知ったあとでどう対処するかがむずかしいのだというのである。

・足るを知れば辱められず…止足の戒め
足るを知れば辱められず、止まる知れば殆うからず…の名言によって知られている。足ること、止まることをよく心得てかかれ、というのである。

・知識は増やすべきではない
この人生では、何ごとにつけ、減らすことを考えれば、それだけ俗世間から抜け出すことができる。たとえば、交際を減らせば、もめ事から免れる。口数を減らせば、非難を受けることが少なくなる。分別を減らせば心の疲れが軽くなる。知識を減らせば本性を全うできる。減らすことを考えず、増やすことばかり考えている人は、まったくこの人生はがんじがらめにしているようなものだ

・功遂げ身退くは天の道なり
「ほどほど主義」の勧めである。地位にしても財産にしても、ほどほどが望ましいのだという。昇りつめると陥穽が待っているし、蓄えすぎるとごっそり失ってしまう。そうはなるまいと神経をすり減らすので、寿命を縮めることにもなりかねない。いずれにしても碌なことにはならないのだという。

・不争の徳…人使いの名人は、常にへりくだる
人に知られたくないと思っている秘密は、ことさら暴きたててはならない。非を認めている相手に対しては、怒りをぶちまけてはならない。これは相手に力で臨む者が心得ていなければならないことだというのである。

・大巧は拙なるが如し
現代風に言えば、「清静」の政治とは
一、上からの指示や命令のたぐいを、できるだけ少なくする
一、積極的に政策を展開しないで、民間の活力にまかせる
一、ただし、権力の要の部分はしっかりと握って睨みをきかせている

・信言は美ならず
一、飾り気がなく質朴であること
一、無知に徹し知識をひけらかさないこと
一、多弁、能弁に堕さないこと
一、利益を独り占めにしないこと
一、一歩退いて人と争わないこと

・大国を治むるは小鮮を煮るが如し
老子の政治哲学をずばり語っている。「小鮮」とは小魚で、小魚を煮るとき、やたら突いたり、掻き回したりすると、形も崩れるし、味も落ちてしまう。そろりそろりと煮るのがコツ。国の政治も同じで、細かな所までうるさく干渉すれば、下からの活力を殺してしまい、はては無用な反発さえ招きかねない。肝心な所だけを押さえておいて、あとは民間の活力に任せたほうがうまくいく。