戦略の本質 | MONACOへの道☆中嶋航の『想い』を語るアメブロ

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夢の実現にむけて邁進する中嶋航のブログです。2010年7月から書きはじめて10年以上の月日が経ちました。
記事内容は月日にあわせて様々ですが(笑)これからも想いや学んだこと、感じたことを記録していきます!

シン・ゴジラのモデルに

関連した自衛隊トップの本!

読み終えました(°▽°)


たくさん学ぶことが出来ました!


オススメ度…★★★★

響いた内容…

・戦略とは…企業あるいは事業の目的を達成するために、持続的な競争優位性を確立すべく構造化されたアクション・プラン

・マイケル・ポーターの功績
業界の構造分析としてファイブ・フォースと呼ばれる五つの要因(競合他社、新規参入業者、代替商品、買手、売手)を指摘し、「自ら攻め入る」戦略的行動として三つの競争戦略(コスト・リーダーシップ戦略、差別化戦略、集中戦略)を提示したこと

・シビアな戦略を実行するためには、経営層からミドル、現場レベルのスタッフまで、心身の健康が保たれていることが前提。戦略を実行するのは機械ではなく「人」であり、その「人」はコンディション次第で大きくパフォーマンスが変わってくる。

・意思決定の結果が失敗したとき、リーダーの多くは問題そのものに目を向け、判断の誤りや、前提条件の欠陥を探そうとする。しかしさらに一歩踏み込んで、なぜ過ちを犯したのかを見つけ出そうとするリーダーは多くない(「決断の本質」)

・作戦の基本原則には「集中」「統一」がある。もっとも重要な時期・場所に戦力(経営資源)を集中する重要性は、作戦でも、経営でも同じ。

・「相手はこうしたいと思っているのでは?」と考えたとき、そこでなぜ自分はそう考えたのか、ということを問う。それを「常識」だと思っているからか?メディアがそう報道しているからか?あるいは、特定の人物の振る舞いや思考が自分に影響を及ぼしているからなのか?言い方を変えるなら、それは「自らのバイアスを外す」ということ。その状態に至るには、つねに自分を冷静な状態に保っておく必要がある。

・戦略立案で決定的に重要な「情報」と「作戦」のバランス

・自衛隊の戦略構築法

・IDAサイクル
情報information、決心decision、実行actionのサイクル

・米軍のOODAサイクル
相手をよく観察observe、状況を判断して方向づけを行いorient、決心してdecision、行動するaction…orientの情報分野がこのサイクルできわめて重要

・生身の人間を説得し組織を動かしていくこと、強烈な慣性が働いている会社を方向転換させていくためには、人に影響力を与えたり、時には意のままに操るような、もっと泥臭いヒューマンスキルが必要になってくる。

・防衛思想の違い…世界的に共通するもの
陸軍…人間は地上に住む、海軍…地球の四分の三は海、空軍…地球を覆っているのはすべて空…ということを原点にして発想。

・「甘え」という表現は日本人にとっては身近な言葉ですが、世界的に見れば、じつは「甘えに対応する明確な言葉はない」ということ。さらには、「すねる、ひがむ、うらむ、たのむ、とりいる、すまない、なめる」などの日本語が、じつは「甘え」を含んだ表現である。

・欧米人は「危機」が発生する原因を究明し、責任の所在を明確にして「あるべき姿(未来の姿)」を模索し、再発防止のために「新しい状態を創造」しようとする。日本人は「危機」に至った責任の所在を明確にして教訓を得るよりも、ともすればそれを運命論で処理し、諦念や忘却によって乗り越えようとする。たとえば大災害のあとでも「復興」というかたちで、「あるべき姿」ではなく「元の姿」に戻すことが多い。

・欧米において、平和や家庭は積極的に「つくるもの」「建設するもの」。日本は「守るべきもの」になってしまう。

・読みたい本…
「超」入門 失敗の本質
自衛隊メンタル教官が教える 折れないリーダーの仕事