ようやく読み終えることが出来ました(笑)
なかなか濃い内容でした!
オススメ度…★★★★
響いた内容…
・大事な視点
視点1広く深く情報を収集する
視点2情報の真偽を吟味する
視点3状況の全体を俯瞰する
視点4人物の本性を見きわめる
視点5時間軸で将来を見通す
視点6「多彩なオプション」を創り出す
・ブラック・スワン理論
「ありえない」と思われていたことが突然起こると、予想よりはるかに大きな衝撃を与える…という意味合いで使われる
・情報に「よい情報」も「悪い情報」もない、情報は価値中立的である、「悪い情報」も正面から向き合えば自分のためになる
・人は言葉を介して現実を記述する。言葉によって物事を見る。未来を洞察する。現実を掘り下げるのも、未来のシナリオを描くのも、すべては言葉による。
・主張、解釈、評価、判断、理論、鑑定、解説、コメント、説明、所感、信念、提案、論説、思想など、要するに「個人の考えは」すべて主観的である。
・お釈迦さまは物事を単純に信じることを拒否し、何事も観察し分析し、自分で考えることの大切さを説いた。
・三つのタイプの思考法
①密着型…対象を密着して見る。細部はよく見えるが、近づきすぎると全体像は見えなくなる。
②半身型…対象から離れて観察する。細部も全体像も見えるが、どちらもほどほどの見え方である。
③俯瞰型…対象を高所から見渡す。全体像ははっきりするが、細部は見落としやすい。
…日本人の思考パターンは、ほとんど①
・上司から見るか、部下から見るかにかかわらず、相性の良い人は五人に一人。
・言葉を信ずるな。裏付けを確認せよ。あの人はやり手だ、財務のプロだ…そんな耳ざわりのよい言葉はすっと頭に入ってくるもの。
・「今だけ、金だけ、自分だけ」を考える人を「三だけ主義者」という。
・戦略…戦争・政治闘争・社会運動などで、敵に勝つための大局的な方法や計略。
・戦術…戦闘に勝つための手段・計略。
・戦争はしばしば熱狂・興奮から始まり、いつの間にか、何のために戦っているのか目的が分からなくなる。長期戦になると戦争自体が自己目的となり、本来の目的である平和が見失われる。
・リスク管理の要諦は、「臆病に準備し大胆に行動せよ」用心深く十分な準備をして、いざというとき大胆に行動する。
・「確実なものは何一つない」という感覚は大切。思いがけなかったことが日常茶飯事で起きること、これが未来の本質。
・考える核心は、マルチプル・オプションを創り出すこと。相談を受けたときは、最低三つの解決策を提案するように努める。
・最も確実な勇気とは、広く周囲を見渡し、自らをコントロールし、徐々に計画的に進むこと。
・考える三つの手順
第一…関連情報を広く深く集める
第二…状況の全体像を描く
第三…多彩なオプションを発送する